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■5月10日 読めない理由は

今日は午前中に仕事をやっつけて、午後からは読書タイムしてました♪

お出かけの予定があったので、一冊持って行き、用事を済ませてから、見かけたスタバにいそいそと。初めて入ったスタバでしたが、のんびり本を読むにはよい空間でした。

今日読んでいたのは、
濱嘉之『警視庁公安部・片野坂彰 天空の魔手』(文春文庫)です。

先日出たばかりの新刊。濱先生の公安部シリーズは硬派な感じがとても好みで、最初の「青山望」のときから、ずっと読み続けています。

・ ・ ・

以前の私は、放っておくと警察小説ばかり読んでいました。今野敏先生や、堂場瞬一先生の紡がれる物語が大好きで。

もしかすると、わかりやすい勧善懲悪がハッピーエンドの安心感につながっていたのかも、と今なら思うですよ。

だって、読書でドキドキわくわくするのにも、体力が必要ですもの。

仕事が忙し過ぎて、メンタルがごりごり削られていた私に、恋愛小説や豊饒さを醸す物語を読む体力はどこにもありませんでした。

んじゃ、特に忙しくしているわけでもない最近は? というと…何読んでるんだろ?(え)

たとえば。先月発売日に購入した村上春樹先生の新刊は。第一部を読んだところで、体力がなくなり、とりあえずそのまま積読山に。そのうち、また読み始めると思いますが、余力ないと無理ゲーな感じ。

そう思って、積読山を眺めると。

読んで、的確にメンタルをぶっ刺してくると感じるものは、下の地層に埋もれ気味ですね(汗)。思考をぐるぐる回す系は、寧ろバッチ来いなんですが、心のひだひだしたところを触りそうなものはビミョーに回避してる気がします。

もしかすると、それは。まだ、壊れたメンタルは回復の途上にあるから、ひだひだに滲みる系は怖くて、本能的に避けているのかも知れません。

・ ・ ・

昨年10月末で、書店勤めを辞めたとき、私のメンタルはずたぼろでした。

実は、希死念慮に憑かれかけていたんです。というか、片足くらいはその沼に嵌っていました。それくらい、私のメンタルは崖っぷちな状態にいたのです。

あれから約半年。オット氏のおかげもあって、だいぶフツーの自分に戻ってきたと思える程度には回復していると感じます。

先日など、お洋服を選んで買うことまで出来たんです! この半年は、それすら出来ない状態で過ごしてたと思えば、この回復具合は驚異的です。

ただ、それは全面全力絶対回復、というわけではなく。

ぼろっかすになったメンタルは、あくまで、少しずつ輪郭を取り戻し、強度を取り戻し、の途上にいるのだと。そして、そんな状態のメンタルを、グオングオン揺らされたら、また、妙な具合になるのだと。

特に、私は自他共に認めるほど、共感度が高いというか、疑似体験してしまう気があり。読書で不安定な場所に居続けるためには、人よりもメンタルな体力が必要なんです。

だから、まだ「ひだひだに滲みる系」な小説は読めないのかなぁと。今はそんなことを思っています。

・ ・ ・

4日から始めたこの「日記のようなもの」。どこまで続けられるか、自分でもまだ自信がなくて、マガジンにも入れずにいます。

書くネタないなぁと思って。でも、とりあえずパソコンを開いて、書き始めて。自分でもどこへ辿り着くか分からないまま書いています。

それでもこの字数書けるのだから(今日は1500字程度 笑)、私は自分が思っているよりも、余程「書くこと」が好きなのでしょう。

誰に向けてというのではなく、敢えていえば、少し未来の自分への備忘録みたいな感じ。だから、のんびりと続けていけたらなと思っています。

さてさて。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。今日という日が、みなさまにとって、笑顔の多い時間となりますように。

んじゃ、また。

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