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■5月7日 ご褒美day♪

今日はGW最終日、如何お過ごしですか?

私は前日の仕事で、8日締め切りの原稿が1本だけ残ってしまったのが、どうにも気に掛かっていたのか、夜更かししたにも関わらず、午前5時前に起きてしまいました。

そして、そのまま寝るのを一旦諦め、ごそごそとパソコンを開いて、ぱたぱた書き切り、ペッと送信。その後、落ち着いて安らかに二度寝の世界へ転生したのでした(笑)

そんなこんなで、意図せず早起きをし、8日締め切りは全部終えた♪ということで、今日はご褒美dayに。名古屋は雨模様でもありましたし、読書三昧を敢行しました。

今日読んでいたのは。
■暁佳奈『春夏秋冬代行者 暁の射手』(電撃文庫)
■友田とん『ナンセンスな問い』(H.A.B)
 の2冊。

『春夏秋冬代行者 暁の射手』は文庫ですから、外出時に持って歩こうかと思っていましたが、お家で読んで大正解。だって、読みながらボロ泣き(笑)

しかも、泣いたのは一箇所や二箇所じゃ済まなくて、結果ティッシュ箱を横に置いて、読了する始末…いや、ひさびさにマジ泣きしました。

友田さんの本は、昨日からの続き。ハードカバーですが、今日はコチラを持ち歩いていました。想像力の方向性が、若干身に覚えもありつつ(笑)、おもしろかったです。

・ ・ ・

最近は、ひたすら「読む」ということだけをしています。

ずっと「読む」という行為はしていたのですが。noteを再開してからは、特に「書評を書くために読む」時間が多くを占めていたのです。

もちろん、それはそれで楽しい時間ではあります。分析的に読んだり、自分の思考に潜ったり、記憶を掘り起こしたり。どこから書いたら伝わるか、考えたり。本のおもしろポイントをぐいぐい握りしめたり。

私は、そもそもの属性が「国語講師」ですから、そのあたりはスキルとして装備していますし、どちらかと言えば好きな作業でもあります。

でもね。そのスキルを発動したまま読み続けてたら、枯れていっちゃったんです、私のなかの何かが。

以前、某予備校で国語講師をしていたとき、先輩の講師の方が「ずっと授業ばっかりしてると、授業そのものが痩せていっちゃうよね」とおっしゃいました。

そのときは、まだ新米講師でしたから、実感がなかったんです。でも、すごく印象的な言葉でしたので、ずっとアタマに引っ掛けていました。

そして、現在。

「書評」というアウトプットをメインに置いて、その「インプット」のための読書をずっと続けていた自分の「成れの果て」を目の当たりにして。その言葉の意味が実感として、ようやく理解できたんです。

正直に言うと、私は、ある時期から「書評」を書けなくなっています。軽く感想を書くくらいなら、さくさくやるのですが、がっつり作品と四つに組んで、みたいな文章を、今は書けないでいます。ストックは山ほどあるので、当面更新は困らないのですが 笑

それはたぶん、インプットーアウトプットの運動としての「読書」をやり過ぎてしまったから。そのために、私のなかのなにかが枯れてしまったから。

だから、書こうとしても書けず。読みながらメモして、読了後に自分の思考を整理して…なんていう、書く準備までは万端にやるのに、いざnoteに書こうとすると、全然書けないんです。

一時期は、それで悩んだりもしていました。どうしようって。

でも、最近開き直りました(笑)

「ストックはあるんだし。書けないもんを無理やり書いたところで、作品に失礼だし。何より、noteを嫌いになりたくない」

そう思い、今はひたすら「読む」ということだけをしています。

ただただ活字に埋没して、その時間を、その世界を純粋に楽しむ。幼いころ、何も考えず、文字を追いかけていた私にもどって、ひたすら「読書」をする。

書評とか、感想tweetとか、やりたきゃやる。きっかけ失ってるなら、やらなくて良し。それくらい割り切って、今は過ごしています。

それができているからこそ、今日『春夏秋冬代行者』シリーズを読みながら、ボロ泣きしたのかな、などと思っていたりもします。

・ ・ ・

何かをする、たとえば「読書」でもいいんですが、そのときに「目的」とか「手段」とかそういうモノを入れ込むと、途端にその「何か」の質が変わり、純粋に楽しめなくなることってあると思います。

もちろん、それが必要なときはありますし、それはそれで面白いと思えたりもします。

でも、その「何か」自体を純粋に楽しむことができれば、とても贅沢で豊かな時間を得られるのではないかと思うのです。何より、おとなになってしまうと、その贅沢さとか豊かさって、意識しないと逃してしまう。大好きな読書を通じて、そんなことを思い知ったGWでした。

あ、ちなみに。
推しさまへ会いに行くのは二勝四敗。完全に負け越しで終わりました(号泣)

んじゃ、また。



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