マガジンのカバー画像

大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

66
大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
運営しているクリエイター

#わたしの本棚

【読書note】あなたの「光る君」はだれですか―紫式部『源氏物語』

えりたです。 今日は、大河ドラマ『光る君へ』に関わる本のご紹介です。 以前、こちらの記事を更新しました。 こちらは、長い間『源氏物語』をはじめとした、平安時代の文学を研究していらっしゃる三田村雅子先生による『源氏物語』の入門書です。「100 de 名著」シリーズですから、書店で手に入れやすいですし、また、お値段もお手頃。なので、私にとっては、心からのおすすめ本♡ これを読むと、けっこう本気で「うわぁ…『源氏物語』読みたい…‼‼」ってなるですよ。しかも、大河ドラマ『光る君

有料
300

■大河ドラマ『光る君へ』第19話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 さて、久しぶりの参考本記事です。ばたばたしていて、なかなか記事執筆に辿り着かず、少し間遠になってしまいました。 今回は大河ドラマ『光る君へ』第19話「放たれた矢」を深掘りできる参考本のご紹介です。 ・ ・ ・ 第17話で大好きな藤原道隆さまがご出立になり、ドラマを見続けるモチベは大丈夫か? と自分でも((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしていたのですが、何のことはない、蓋を開けてみたら2週続けて4000字超え記事を更新。ぜんぜん問題ありません

■大河ドラマ『光る君へ』第14,15話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 第14話、第15話では、それまでお話の権謀術数編を牽引されてきた兼家パパりんがご退場になり、道隆さまへと権力の移譲がなされました。 そうして、中関白家強火担のワタクシが感想記事で沸き散らかす結果に……4000字を超える字数を書いているくせに、ただただ関白道隆さまの「白の冠直衣」姿のアクスタをくださいと懇願している記事たちがこちらです。 まさかの、2週連続タイトルに「アクスタ」の語を混入させる傍若無人っぷり(笑)えぇもう、煩悩は全力で開示していく所存です。

■大河ドラマ『光る君へ』第12,13話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 日頃ほとんどテレビ番組を見ることはありません。映像から情報を取るのが本当に苦手なので、観ていると疲れてしまうのです。だから、我が家でテレビがついているのは、ごはん時のNHKニュースくらい。 そんな私が大河ドラマ『光る君へ』を二桁話数になっても見続けているのは、ほぼ奇跡でありまして…毎週見て、感想書いてというルーティンが1年間続けられるかどうか、実は私自身がいちばん半信半疑かも(笑) さて、そんな映像苦手民な私が『光る君へ』を毎週見る原動力となっているのが藤

■大河ドラマ『光る君へ』第11話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 一昨日、第11話の感想を書きあげたと思ったら、本日はもう第12話…時の過ぎるのが早すぎて、ほとんど周回遅れをぶちかましているような気持ちになっていますが、みなさま、如何お過ごしですか? 第11話の核と言えば、やはり満を持してご降臨あそばした「定子さま」! まだ裳着の前のお姿ですから、可憐でかわいらしい。でも、利発そのものな佇まいがすてきでした。 もしかして、それって伊周さまとの対比?などと不穏なことも思いつつ。 って、いや、伊周さまも教養の面ではたいへん

■大河ドラマ『光る君へ』第9話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 先週放送された第9話「遠くの国」、未だ直秀ロスから立ち直れずにいます。みなさまはいかがですか? 実はあのあと直秀は生き還って、ワンチャン越前編に出るんぢゃないか? とか、昨年の『どうする家康』におけるお市さまと茶々さまのように、顔がめちゃくちゃ似ている親戚とか、腹違いの弟とか出てくるんぢゃまいかとか。儚い夢想をしては「あるわけないか」と直秀な口調で苦笑い。 それほどのロスを感じているのに、直秀の全く出てこない第9話の感想はコチラです。 相変わらず、中関白家

■大河ドラマ『光る君へ』第8話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 先週放送された大河ドラマ『光る君へ』第8話は、これと言った大きな事変は起きませんでした。が、第9話以降への布石がそこここに打たれ、上級貴族さんたちだけでなく、脚本家さんや演出の方たちの権謀術数に右往左往しそうになるお話でした。花山天皇、そっちに行ったら…(号泣) そんな花山天皇に肩入れしたり、歴史物語のなかの最推しである道隆さまに萌え散らかしたりした第8話の感想がこちらです。 相変わらず、主人公ふたりが置いてきぼりになった感想ばかり書いていますが。ふと考え

■大河ドラマ『光る君へ』第7話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』、びわ湖大津に続き、越前の大河ドラマ館も無事にオープンしました。Twitterなどを見ていると、初日から大盛況だったようですね。みなさまのドラマへの期待度や熱中度の上がり具合が表れているようで、思わずつられてワクワクしちゃいます。 私も近いうちに越前の大河ドラマ館へ行く予定です。ちなみに、すでにびわ湖大津の大河ドラマ館へは行っていて、そのときのお話がこちらです。 ■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅②―大河ドラマ館へ行ってきました こ

■大河ドラマ『光る君へ』第6話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第6話も波瀾万丈でしたね! ききょう(のちの清少納言)さんはめっちゃ私たちのききょうさんなご様子で登場されるし、公任さまは脱いだらすごいし、花山天皇はまっぱで駆け抜けていくし(をい)。 そんなこんなで、主人公2人にまったく興味を示さない第6話の感想はコチラです。主に、道隆さまと公任さまに萌え散らかしています。 また、ききょうさん演じるファーストサマーウイカさんご登壇の、スペシャルトークショーの様子はこちらの記事にまとめました。 さて

■平安貴族たちの心の軸にあるものは―ビギナーズ・クラシックス『白楽天』

大河ドラマ『光る君へ』第6話では、藤原道隆さまのもとで「漢詩の会」が催されました。 そのとき参加した若き上級貴族(通称F4)のうち、お三方は白楽天の詩を提出し、藤原公任さまだけは白楽天の詩を下敷きにした自作の詩を詠まれました。 今回は、その白楽天の漢詩を集めた『白楽天』という本のお話です。 ・ ・ ・ きっかけは『紫式部日記』でした。 大河ドラマ『光る君へ』は平安時代中期に『源氏物語』という世界最高峰の物語を紡ぎ出した紫式部を主人公とした物語です。 彼女―紫式部は

有料
500

■大河ドラマ『光る君へ』第5話を深掘りしたい人のための参考本

今日は日曜日ですね! ということは、大河ドラマ『光る君へ』第6話の放送があります。予告編からすると、今日はとうとうファーストサマーウイカさん演じる「清少納言」さまがご登場の様子。今からワクドキが止まりません。 また、『光る君へ』ビジュアル第2弾も公開されました。めちゃくちゃ美しくてうっとり…「運命」なんて言葉、まひろちゃんは好まないように思いますが、激しく流れていく時代に翻弄されていく人々の姿をも眼差すようで、期待が弥増します。 さて、そんなことを言いながら、主人公である

■大河ドラマ『光る君へ』第4話を深掘りしたい人のための参考本

今日は日曜日! ということで、『光る君へ』第5話が放送されますね。まひろちゃんと三郎の関係に早くも転機が訪れそうな予告編でした。 その前哨戦となる?第4話では、とうとう師貞親王(本郷奏多さん)が即位なさいました。 のちに「花山天皇」と呼ばれる帝。超絶なほどおなご好きですが、まひろちゃんの父である藤原為時(岸谷五朗さん)から学問を授けられ、いろいろがんばろうと張り切ります。 主人公まひろちゃんたちをさておき、そんな花山天皇にズームインした感想がこちらです。 タイトルは完

■春の桜を愛でる気持ちはどこからやってきたのか―『100分de名著 古今和歌集』

国語の記事を書くようになって、改めて感じたことがあります。それは「義務教育で教えられる内容の濃さ」です。 たとえば。 今回話題に取り上げる『古今和歌集』。かなり多くの人が、これが平安時代の和歌集であることを知っています。また、 『古今和歌集』に収められている二首です。そのどちらの歌にせよ、歌そのものや歌の意味するところを、多くの人が何となくは知っています。 それって、とてもすばらしいことだと思うのです。 この二つの歌も『古今和歌集』も、どちらもおそらく、教科書に載っ

有料
500