マガジンのカバー画像

大河ドラマ『光る君へ』関連マガジン

74
大河ドラマ『光る君へ』に関連する記事をすべて収めてあります。毎週放映後の感想や参考本、また紫式部に関わる地への旅行記も更新します。
運営しているクリエイター

#清少納言

■大河ドラマ『光る君へ』第28話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 今日は大河ドラマ『光る君へ』第28話をより深く堪能できる道標となる本のご紹介です。 ・ ・ ・ 第28話では、中関白家の矛でもあり、盾でもあった定子さまがはかなくなられました。その場をぱっと明るくするあの朗らかな笑顔はもう見ることは叶いません……そんな悲しみに暮れた、中関白家激推しの第28話感想はコチラです。 比翼の鳥、連理の枝。「ソウルメイト」をそう言い直すこともできましょう。あなたがいてくれて、よかった。そう思える瞬間があれば、もしかすると、それだけで

■大河ドラマ『光る君へ』第28話「一帝二后」感想―私の半分はあなたで、そして、あなたの半分は私でできていたのね

いや、もうね。 第27話ラストにあった予告編で、伊周兄ちゃんが号泣していたから何となくの予感はあったんです。 しかも、当日「早君」した方々のつぶやきが不穏過ぎて、もう既にヤバみしか感じることができず……超どきどきしながら本編をリアタイ視聴したら。 わりと早い段階で、「長保二(1000)年」の表示が出てきたので、「うわぁああ」となっていたところに、最後の最期で、定子さまがうつくしいまま儚くなられてしまい……映像ではほとんど泣かない私が、マジで泣きかけたのでした( ノД`)シ

【写真館638】ききょうのはな

今日の一枚はコチラです。 先日、名古屋城を歩いていたら「ききょう」の花が咲いていました。 「ききょう」と言えば、大河ドラマ『光る君へ』でファーストサマーウイカさんが演じていらっしゃる「清少納言」さまの真名です。 もちろん、史実から見ればまったく異なる名前ではあるのですが、ウイカさんのすてきな演技に毎週触れていると、彼女の名は「ききょう」以外ありえないと思えてきます。 ちらちらっと調べてみると、ききょうは日当たりの良い草原で育ち、茎がすっくとまっすぐ伸びるのだとか。この

■大河ドラマ『光る君へ』第23話「雪の舞うころ」感想ー「ありがとう」って伝えたくて、あなたを見つめるけど

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第23話も、いろいろな思いや思惑が錯綜して、ドキワクしましたね。 でも、いちばん興奮するのは「敦明親王」のご登場だな。間違いない。……と少々サンドウィッチマンのコントの入りを(え) えぇもぅ、あの頃の歴史を大好きすぎるワタクシは、おそらく世間さまがほとんど注目しないであろう敦明親王さまがすでにご誕生になっていたことに狂喜乱舞。「うわぁ…ここからまたこじれるぞぉ♡」とにやにや(をい) リアタイしているときも と叫んでいたワタクシ。公任

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第21話「旅立ち」感想―あなたの一日が終わるときに、そばにいるね

えりたです。 突然ですが、6月2日は「本能寺の変」が起きた日です。今でこそ、何やら年中行事のように燃えさかっていますが(え)、天正10年のこの日に織田信長公は天下統一の志は半ばのまま、現世との縁を断ち切られます。 そして、第21話で燃えさかる二条第と、火の海のなか一人静かに逝こうとなさる定子さまを見たとき、私が思い浮かべたのはこの「本能寺の変」でした。 無念さも悲しみも覆い尽くすような、生への諦念。あるいは、やっと終わることができるのだという、ほんのりとした安堵。 そ

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第20話「望みの先に」感想―コントの先に推しがいた

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』も第20話まで来ました。日本史上最大の推しさまである藤原道隆さまが天へご出立になってからもう3週も経つのですね(涙)かなしい… と、ワタクシったら、いつまでも悲しみに暮れていますが。そんないたいけな?ワタクシをさらに奈落の底へ落してくれる「長徳の変」がどしどし進む第20話。もうメンタルが、メンタルがぁ……(´;ω;`)ウッ… そんなこんなで、悲しみの予兆に打ち震える前回、第19話の感想がこちらです。 ではでは、第20話の感想に行って

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第16話「華の影」感想―キャッキャウフフなイケメンからしか摂れないビタミン

さて、あっという間に第16話です。気が付けば、物語の3分の1近くが放送されたことになります。月日の流れが速すぎて、ちょっと何を言ってるのか分からない…(白目) そうして、そろそろ中関白家物語の向こう側の構想を模索せねば…と一方では思い知りつつ、それでも最期の日までは中関白家全力推しを尽くすべきであろうと千々に思い乱れてもいて、なかなかにそわそわしてしまう今日この頃です。 えぇ、どうあろうとも主人公ふたりの物語について書こうという気持ちがないことだけは揺るがないようで♡ そ

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第15話「おごれる者たち」感想―祇園精舎のアクスタは諸行無常をぶった斬る

さて、締切仕事に追われているうちに第16話が目の前にやってきてしまい、あわあわしている今日この頃。みなさま、如何お過ごしですか? ワタクシは、第15話のタイトル「おごれる者たち」を見た瞬間に、「祇園精舎の鐘の声ぇぇぇ(号泣)」と情緒が迷子になっておりました。 いやだって…「おごれる者」と来れば「久しからず、ただ春の夜の夢の如し」と続くわけで……しかも、現段階で「おごれる者」とくれば、そりゃもう中関白家しかいらっしゃらないわけで……あうあう…… とまぁ、そんなこんなで? 

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第12,13話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 日頃ほとんどテレビ番組を見ることはありません。映像から情報を取るのが本当に苦手なので、観ていると疲れてしまうのです。だから、我が家でテレビがついているのは、ごはん時のNHKニュースくらい。 そんな私が大河ドラマ『光る君へ』を二桁話数になっても見続けているのは、ほぼ奇跡でありまして…毎週見て、感想書いてというルーティンが1年間続けられるかどうか、実は私自身がいちばん半信半疑かも(笑) さて、そんな映像苦手民な私が『光る君へ』を毎週見る原動力となっているのが藤

■大河ドラマ『光る君へ』第6話を深掘りしたい人のための参考本

えりたです。 大河ドラマ『光る君へ』第6話も波瀾万丈でしたね! ききょう(のちの清少納言)さんはめっちゃ私たちのききょうさんなご様子で登場されるし、公任さまは脱いだらすごいし、花山天皇はまっぱで駆け抜けていくし(をい)。 そんなこんなで、主人公2人にまったく興味を示さない第6話の感想はコチラです。主に、道隆さまと公任さまに萌え散らかしています。 また、ききょうさん演じるファーストサマーウイカさんご登壇の、スペシャルトークショーの様子はこちらの記事にまとめました。 さて

■平安貴族たちの心の軸にあるものは―ビギナーズ・クラシックス『白楽天』

大河ドラマ『光る君へ』第6話では、藤原道隆さまのもとで「漢詩の会」が催されました。 そのとき参加した若き上級貴族(通称F4)のうち、お三方は白楽天の詩を提出し、藤原公任さまだけは白楽天の詩を下敷きにした自作の詩を詠まれました。 今回は、その白楽天の漢詩を集めた『白楽天』という本のお話です。 ・ ・ ・ きっかけは『紫式部日記』でした。 大河ドラマ『光る君へ』は平安時代中期に『源氏物語』という世界最高峰の物語を紡ぎ出した紫式部を主人公とした物語です。 彼女―紫式部は

¥500

■大河ドラマ『光る君へ』第6話「二人の才女」感想―脱いだらすごいイケメンと、理想を持ち信念に生きるお兄ちゃん

大河ドラマ『光る君へ』の放送も早いものでもう第6話です。このスピード感だと、あっっっという間に三郎が「望月の…」とか言って、ロバート実資さまに真顔で「そういうのは好きではない。」と言われてしまいそうです。 そうして、第6話ではとうとうファーストサマーウイカさん演じる「ききょう(清少納言)」さんがご登場になりました。 空気を読まずに、自分の思ったことをはきはきと(早口で一気に)述べる感じ。まさに「これぞ、私たちの清少納言さま!」なお姿が画面のなかにいらっしゃって! ワタクシ

¥200

■大河ドラマ『光る君へ』第5話を深掘りしたい人のための参考本

今日は日曜日ですね! ということは、大河ドラマ『光る君へ』第6話の放送があります。予告編からすると、今日はとうとうファーストサマーウイカさん演じる「清少納言」さまがご登場の様子。今からワクドキが止まりません。 また、『光る君へ』ビジュアル第2弾も公開されました。めちゃくちゃ美しくてうっとり…「運命」なんて言葉、まひろちゃんは好まないように思いますが、激しく流れていく時代に翻弄されていく人々の姿をも眼差すようで、期待が弥増します。 さて、そんなことを言いながら、主人公である

■大河ドラマ『光る君へ』をめぐる旅①―スペシャルトークショーへ行ってきました

えりたです。 先日、滋賀県大津市へ行ってまいりました。名古屋からは在来線で3時間ほどの旅路です。朝からどんぶらこっこと呑気に電車に乗り、3回の乗り換えを経て無事に「膳所駅」へ着きました。 この日の旅の目的は、ピアザ淡海ピアザホールにて開催される「大河ドラマ『光る君へ』スタート記念 スペシャルトークショー」への参加です。 以前、たしかXだったと思うのですが、観覧者を募集しているのを見かけ、何とはなしに応募しました。私自身は名古屋民ですから、行けるとは端から思っていなかった