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#7 映画『ウェディング・ハイ』試写会レポート

2022年2月15日。初めての、東劇ビルよりレポートです。

『ウェディング・ハイ』

実は少し、どきどきしながらお招きいただきました試写会に参加しました。
『もし、苦しい気持ちになってしまったらどうしよう』
怖かった、というのが正直なところ。
コメディと書かれていたから、私が人生かけて向き合っている結婚式が、ただおもしろおかしく揶揄された『笑いのネタ』にされてしまっていたとしたら。

でも、上映を待っている間に読んでいたパンフレットには
『篠原涼子は(中略・ウエディングプランナーを)真摯にチャーミングに演じている。』と書いてあって、その一文が私の心をノックして、少し落ち着かせてくれました。

『真摯』に・・・

その予感は見事に当たりました。
観てみたら、心配とは全く違う世界が広がっていて。

すごく、すごーーーく、面白かった!!!

思わず『あるある!』と、クスッと笑ってしまう
ユーモア溢れる愛らしい登場人物たちの心情に
心奪われたのももちろん。

この映画での結婚式は『笑いのネタ』ではなく
『群像劇のドラマの舞台』。
私が日頃触れている人々の『想いの交差』に溢れていて。

お客様にとっては非日常、
でも私にとっては日常の世界が見事に再現されていて
『どうしてそんなところまで分かったの?』と
時々冷静に感心してしまうほど。

そして、創り手の皆さんが
結婚式や結婚式を挙げる&参列する方達、
そして、そこで働く人たちの人生までも
とても大切に扱ってくださっていることが
セリフや表情の端々にちゃんと体現されていた。

もちろんコメディ映画だから
最大限、ぎりぎりめいっぱいまで面白く描くんだけど、
人々の人生の愛や想いが交わる時間を傷つけるような一線は越えなくて、

お客さまの心にも、式場スタッフの心にも
しっかりと向き合ってくれていた。

すごく面白いのに、すごく温かい。

何かを磨き尖らせ届ける、本物の創作。

私がずっと目指しているもの。

だから、終わった瞬間の感想は
『クリエイティブのプロってすごい!参りました!!!』
でした。笑

映画というフィクションの世界で
ちゃんと心の乗った物語を生み出して届ける。
プロの仕事ってきっとこういうことなんだと思う。

わざわざ、に価値をつける、みたいなこと。

心が乗った物語を紡いだ脚本のバカリズムさんはじめ、それを具現化された大九明子監督や
主演の篠原涼子さんなどの実力派の俳優陣たち。
その他、数々の技術者の皆さん。
皆さんの仕事、本当に素晴らしかったです。

私、観終わった時には、披露宴おひらきの時みたいな気持ちで
思わず拍手しそうになったし、
なんなら後輩プランナーの仕事を見届けた
先輩みたいな気持ちになって
篠原さん演じるプランナーの中越さんのこと
『よく頑張ったね!お疲れ様!』
と心の中で労っていたし
(大女優さんに失礼すぎますね😂しかも、群馬の自慢の大スターです。)
とにかく
本当の結婚式にみたいにたくさんの愛や想いが交わって
それを感じ取る私の心は温かなもので満たされていって
何度も何度も、溢れでる涙を拭いました。


面白いから笑ってるのに、なぜか涙がどんどん溢れてる。


忙しい日々の中でなんだかとても贅沢な時間ですよね。
心が満たされている証。

今、結婚式の真価は問われています。
わざわざやることに意味があるのかないのか。
だけと『心が交わりあう時間』という
人間にとって大切な時間の価値を
しっかりと創造し続けることが私たちの使命であると
映画という世界のプロフェッショナルたちに
教えていただき、とても励まされた気分です。

中越さん、GOOD WEDDING AWARDに応募したら
絶対ファイナリストになれると思うんだよねー・・・
せめて篠原涼子さんを今年の審査員にオファーしてほしいなぁ🤔
(総研さん、結構本気で願ってます。笑)

たくさんの方に、
特にウエディングに携わる人みんなに観てほしい!
お客様たちにも観てほしい!

無条件に元気になれるし、
大切なことに気づかせてもらえます。
私も、もう一度劇場で観たいと思います!

2022年3月12日 大安吉日公開!

『ウェディング・ハイ』

https://movies.shochiku.co.jp/wedding-high-movie/


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