02_野外活動でのう◯ち

 幼少時の体験から"うんちをすること"への偏愛が心に刻まれたえりさですがそれが顕在化?するまでは数年がありました。学校で友達との他愛のない会話の中での下ネタが頭に残ったり、流し忘れの長いうんちがトイレにあって騒ぎになったときに、いろいろ妄想したりしていましたが、まだまだ探究心はくすぶっていました。 

 野外活動のときの話です。基本的には毎日お通じがあったえりさですが、慣れない生活で緊張してしまったのか一日目の夜から便意が来ず、お腹の詰まった苦しさが少しづつ溜まっていきました。(今調べたら修学旅行とか野活で便秘になる子は多いようで)来ない便意とは裏腹に、野外活動でのご飯は美味しく、山菜や芋類、豆など繊維質のものをバクバク食べてしまったため、どんどんお腹のなかでは便が溜まっていき、ふつふつ苦しさが増えていく中、すかしっぺがとまらない状態になりました。

 そして二日目の夕飯の野外炊事の終わった夜、ついには自然の家のトイレにこもってしまいました。慣れないトイレ、冷たい便座に座ってこんなに苦しいお腹なのに出したいけど出ない!状態です。こんなときこそ一度使ったことがあったイチジク浣腸があれば、なんて思いましたが保険の先生に「浣腸ありますか」なんて聞けるはずもなく、(今考えたら素直に腹痛と言えばよかった)どうしようもなくお尻とお腹を擦っては力んだりしていました。そんなこんなしてるうちに今まであまり意識していなかった"踏ん張ると肛門がぱくぱく"するということがわかって、おそるおそるお腹をさすっていた指を肛門にあてがってみると、力んだときにぐっと盛り上がった口(肛門)の中心をかたまりが栓をしてるようでした。誰も見ていないし思ったえりさは、いっそかきだしてやろうかと思い人差し指を肛門へゆっくりねじ込んでみました。すると硬くなったうんちを押しのけて指が直腸に入ってきて完全に飲み込まれました。

 見慣れないトイレで中腰の姿勢で指をお尻の穴に突っ込んでいます。指がお尻の中で動いている妙な感覚を感じながら、大きいかたまりを掻き出すと、ポチャンと水面に落ちてゆきます。ちょっとだけお尻が楽になりました。一回トイレを流して蛇口から出る水で指を湿らせると、再度肛門へ指を突っ込みます。お尻の中の指は力むのをやめると締め付けられて、踏ん張ると押し出されそうになると同時に緩くなります。お尻の中で指がぐねぐねする感覚と、直腸の収縮する感覚にやみつきになってしまい、しばらく生まれて初めての直腸マッサージ(笑)と摘便をしてしまいました。最初の塊にくわえて、何発もおならをすると腹痛自体は沈静化してきました。同時にお尻の穴と直腸の気持ちよさに完全に目覚めてしまった瞬間でした。お尻の中で指をくねくねしていると次第に腸が柔らかくなってきて腸液が滲んできてもう一本指が入るようになったりリラックスしてガスやうんちが降りてくるのを知ったのはもうちょっとだけ先の話です。。。

 お尻を拭いたあとは、指をひたすら洗いました。当時は変態って言葉は知らなかったけど汚れてしまった指と匂いで罪悪感がすごかったです。夜な夜なお尻に指を突っ込んでかき回していた、なんて誰にも言えないし、普通に考えて頭がおかしいでしょ。不思議なことって続くもので、その次の日。今日は野外活動最終日、朝食を終えたタイミングでハイキングをしたらすべてのプログラムは終わりで、バスに乗って帰宅です。

 ハイキングは全部で4時間くらいの緩い道で、休憩はあったもののタイミングがずれてえりさはおしっこがしたくなってしまい、先生に言おうかまよっているのと同時に一緒の班だった友達のまきちゃんが少しソワソワしてるのを見て「もしかして、おしっこしたいの?」と聞くと恥ずかしそうに「うん・・・ちょっとね」というので、ふたりなら怖くないということで、歩くペースを遅らせて後ろを歩いていた先生に言うと、しばらくトイレ無いよ、どうして休憩のときにしてこなかったの? と言われるも、仕方ないということで先生を待たせて野ションに向かうことになりました。その時先生から「大きい方?」と聞かれたのですが(回収しないといけないからかな)いや、違いますと軽く返しました。先生に許可をもらってまきちゃんのもとに戻ると、おしっこを我慢していた"そわそわ"から少し表情が青くなって腹痛っぽいニュアンスにになっていたのを覚えています。今考えると朝食後すぐ出発だったので、健全な人だったらえりさたちが逃した一時間二時間以内の休憩のときが便意のゴールデンタイムだったわけですが、腸のリズムが狂ってしまったえりさと、まきちゃんもそれを逃してしまったとしたら。。。えりさとまきちゃんは道を逸れた茂みの少し奥の、開けた場所にいきました。仲のいいまきちゃんのとはお互いの裸をお風呂や更衣室で見ているので特に恥ずかしさはないのと、なによりもかなり我慢してるのもあって山の中でえりさたちはふたり並んでお尻を丸出しにしてしゃがみました。まもなくすると”ショーーーーーー”という音と共にしゃがみこんだ土に染みが広がっていきます。

 山の景色を見ながら、膀胱が開放される感覚に浸っていたその時となりからスルスルスルスルというかすれる音と「あっ。。。あう、ふんっ!!」という涙声が聞こえてきました。
 うんちだ まきちゃんがうんちしてる。鳥肌にも似た感触と好奇心に負けて隣のまきちゃんを見るとまきちゃんは少し涙目で、でもとても気持ちよさそうに目一杯に踏ん張りながらモリモリモリ!!という音とともにうんちをしていました。まだ毛も生えていない痩せ型のえりさと対象的にいわゆる”発育のいい”子でクラスの女子の間で有名だったまきちゃんが大人びた股とお尻をむき出しにして、チューブを絞り出すようにうんちが積み重なっていきます。「恥ずかしいから見ないで」って言われて山の景色に視線をそらしたのですが、まきちゃんの排便の音は依然とまらず、鼻をつつく動物臭がするとしまいにはブ!!というおならまで。
 えりさは多すぎる情報に放心状態になり山の景色を見ながら、まきちゃんのお尻からでてくるうんちの山を重ねてしまうと同時に、この三日間で食べたおいしいもの、山菜の天ぷらや芋などが長い時間かけてお腹のなかで消化されてこんなに臭い、茶色いうんちになっていくという過程が神秘的に思うようになり、山から頂いたものを土に返している?みたいな思いと、まきちゃんの恍惚の表情を見て、おいしく食べて、気持ちよく出すということへの憧れと尊さでいっぱいになりました。
 すると不思議なことにあれほど待ち焦がれた"便意"がやってきたのです。便とはよく言ったもので、幸せのお便りとはまさにこのこと。えりさの気持ちとは裏腹に三日近く熟成してガスの元となっていたうんちを溜め込んだまま、沈黙を続けていた胃腸がみるみる活発になります。下腹部が熱くなると同時に全身に鳥肌が立ち、お尻と足が自然と力んで、実が出そうなのです。おなかと下半身全体が「いつでも出せまっせ!!」と言ってるようです。「待ってました!!」えりさはこの待ちに待った瞬間にお尻と足に全神経を任せて、力みます。となりではガサっと音がします。まきちゃんはお尻を拭き終えて黙っています、多分見ています。でもそんなことはいい、むしろ見ててほしいくらい。見てしまった前科もあるので「えりさも、うんち、出る。。。!」と宣言します。お尻では固くなった先端が出ようとしています。ちょっと痛い数秒間。それが出終わったのか、力みがいのあるちょうどよく熟れたバナナのようなかたさのうんちに変わります。大自然の中で、昨晩指を突っ込んだうねうねした直腸をうんちがすりぬけていくのが気持ちいい。恥ずかしい気持ちよりもとっても誇らしい。力んでお尻で味わっているような感触の中もうおなかの中身まで出ちゃうんじゃないかというくらいの大物を出し終えると、深くため息を付きました。
 ぽっかり口を開けてスースーしているおしりをバッグから取り出したティッシュで拭くと、ビニール袋に入れます。(ティッシュは土に還らなそうだったからという理由、本当は全部持ち帰らないとだめだけど)つるんとして光沢のあるまきちゃんのうんちとくらべて 自分が出した山盛りにうねって積み重なったブツを改めて見ると、途中で茶褐色から黄土色まざりになって色が変わったりしていて、おなかの中で貯まるうちに合体した形跡かな、と思ったのと、野菜やきのこだった繊維質や噛み砕かれた豆の粒のような食べ物のカスが、複雑に絡んでいました。おいしいごはんを食べたらくさいうんちがでてくるは自然の摂理で、鼻に入り込んでくる便臭もくさいのについつい嗅ぎたくなってしまう動物的な匂いなのです。山の上でうんちをしたことは暗黙の秘密みたいなかんじで、そそくさとあとにしたけど、その日からえりさのうんちとお尻への探求は加速的に高くなっていったのでした。

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