05_母もう◯ちが好き?

 二十九歳生きてそろそろ三十になろうとしていた日、生まれて初めて"実母の排便"を目撃したことがありました。2月下旬に実家に帰省していた時に地元の友達とお酒を飲んできてそのまま寝てしまって、目覚めたら夜中でした。

 だいぶ飲み食いしたにもかかわらず家に帰ってからトイレにも行かずに倒れるようにふて寝した私は目覚めた途端催してしまい、一階の部屋から出て暗い廊下を歩いて便所に向かいました。
 私の実家には一階に兼用便器(段が高くなってる和式のこと)、二階に洋式があります。廊下を歩いていくと一階の便所は明かりがついてるばかりかちょっと空いていて光が帯のように漏れていました、恐る恐る近づくとショーッと水の音が聞こえてきて誰かが使っている様子でした。たぶん母です。

 というのも、実家で一階の和式トイレを使うのは日中家事や出かけるときに閉めずに立ち小便する父と、大きい方を催した母だけです。母はえりさ同様、うんちへのこだわりが強く(笑)、足腰に効く上に大きい方が出やすいという理由で実家暮らしの頃から大きい方は和式でしゃがんで済ませていたらしく、うんちを気張りやすくする用のヒールサンダルまで用意しています。

 便所が空くまで待てばいいのですが、微妙に覗けそうな隙間の誘惑と酒気から、いたずら心で忍び足で便所を覗き込むと、厚手のブルゾンを上に羽織った上半身とは対照的にすっぽんぽんの下半身が和式便器にしゃがみ込んだ姿で現れます。段が高くなっていることもあり、お尻の丸みと支えている足、びっしりと生えた陰毛の影から水が勢いよく出ている様子が見えてきます。

 実家に住んでた十年近く前以来に見た母のお尻のえくぼはしわができて、全体的に垂れてきたおばさんのだらしないお尻、という感じだったのですが、私に似てでかいお尻(私はヒップが百センチ近い)は紛れもなく母でした。まさかこんなところで再度見ることになるとはなどと感心しているとおしっこが止まって、のこりの水滴がちょぼちょぼと出て、静かになります。

 股を拭くのかと思いきや、しゃがんだままのつま先が起き上がると、前のめります。カエル座りのような姿勢から、和式便器に繋がっている水道管に巻いたタオルにつかまると、おっきなお尻がぱっくりと割れてすこし突き出すような感じに。まるで力士が四股を踏む様な形相になると、大きいお尻とそれを支える足、性器から尻にまでびっしり生えた毛が、動物本来の姿を雄弁に語っているかのようで、突き出されて明るみになったお尻の中心には無数の皺が集中した分厚い唇のような肛門に吸い込まれそうになります。母のおしっこをまじまじと見てしまったところで退散しようかなと思ったのが、こんな完璧なまでのウンチングスタイルに目が釘付けに...

(えりさが高校生の頃、初めて性行為をした前後からホルモンバランスの影響?で陰毛がお尻まで生えてくると同時にお尻がどんどん大きくなったことがコンプレックスで、母に相談したことがありました。そしたら母は「年頃の女の子のお尻が大きくなるのは自然だから気にすることないよ、男の人とえっちして、子供産まなきゃいけないでしょ、体力使うからいっぱい食べて、今度は出さなきゃいけないでしょ、だから股とお尻は大きくなるの」と言われたことがありました。母の言った"出さなきゃいけないでしょ"の部分がいままさに目の前で始まろうとしています....!)

 脳内の想いをかき消すように母はわざとやってるのかというくらいに「ウ!!フ!!ンンンんんん!!」と声を出しながら力み始めます。(毎晩晩酌をするのでおそらく酔ってるのもある)呼応するかのようにお尻の筋肉の丸みがびしっと綺麗なラインを描いてピンと張り詰めます。「ハッ!フッ!!」という荒い鼻息のような呼吸とぶるんぶるんとお尻の筋肉が糸で引っ張ったようにひくつくのが続きます。さっきまで口をつぐんでいたヴィンテージと言わんばかりの色素沈着した肛門が徐々に開き始めてはすぼまるのを繰り返して、ついには盛り上がるように口を開いて鮮やかなピンク色の内側を見せていきます。若い頃からの快便の勲章なのか、明らかに皺が多く分厚い肛門は、一度開いて皺を伸ばしたと思いきや、さらに奥からせり出てくるように収縮すると、ついには中心から茶色い塊が姿を表し、うんうんりきんでいた私の母は「おっ、、おおおおおおお、出る...ッ!..」と実況を始めました。さらに肛門をこじ開けてせりだすようにうんちが生まれてきます。人差し指と親指で作ったわっかくらいの太さのうんちは口に咥えられたフランクフルトのような形相でミチミチミチという湿った音をたてながら垂れ下がります。こんな綺麗な一本糞、絶対気持ち良いし、えりさも出したい。

 母がはしたない声を出しながら和式便所でお尻を突き出しながら思いっきり脱糞している。張り詰めた足とプルプルと震えるお尻、そして立派なうんち。見てはいけない光景なのに神秘的で淫靡で伝わってくる熱気は未知のもので目が離せませんでした。父と性行為をして私が生まれた股の後ろ、母性の権化のようなお尻からうんちが出てくるエモさとグロさの衝撃。

 若い頃からの1日四食の大食い気質と快便体質(ちゃんと消化されるらしい)が合わさり、えりさが帰省したタイミングで実家の新鮮な野菜を使った料理から生まれた長いうんちの先は便器の底についてお尻との柱のようになったかと思えばぐにっと蛇のようにうねりだし、さらに出続け途切れます。すると母は肩で息をするような安堵の息を出しながら、お尻が下がっていきます。

 大物を出し終えた肛門はぱっくりと口を開けたまま。「うーん」という悩ましい声を出す母。あれだけ出したのにまだお腹に溜まっていたのか、おもむろに手でお腹を擦りながら中腰のまま腰を回すような(めちゃスローなベリーダンスみたいな)動作をはじめます。うんちの匂いが充満した部屋でのストリップショーのような儀式によって揉みほぐされた腸が蠕動を再開したのか、第二波が来た母は再びしゃがみなおして「フッ」と再びいきみ始めます。体が前かがみになりお尻がまた上を向いたと同時におしっこがちょろっと出たかと思うと、下半身全体に力がずっと入ってるからか、おしっこが出ていた茂みからおりものなのか透明な粘液がだらーっと垂れてきます。まもなくうんちを追加で出し始めたと思うと短い状態でコルクのようにスポッと飛んで、お尻がぶるぶるぶるっと震えながら豚の鳴き声のような「ブゥゥゥ!ブブブブブブ!!ブリリィ!!」という下品なおならをします。(栓をしていたうんちが外れてたまりに溜まったガスが、うんちが通過してほぐれた直腸のひだを震わせてるかのような)「やだああ、くっさいいい」と独り言を言うと大きく深呼吸をして、お尻を拭き始めます、脱いだ下着を着て消臭スプレーを探してキョロキョロしだしたので私はここで撤収です。なんか申し訳ないという気持ちと開けてるほうが悪いというきもちがせめぎ合いながら、でもさすが母という感じでした。

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