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少し前の年賀状と長く伸びた髪

今から8年ほど前に出した年賀状に余っていたプリクラを1枚貼って出したことがあった。
タイトルのように少し前かどうか別としてその時の私の髪は長く伸びていた。
所謂、セミロングと呼ばれる長さの髪に縮毛矯正を掛けてストレートにしてそこから7~8ヶ月ほど経って誰が見ても分かるロングと言われる長さになっていた。
そのプリクラを撮ったきっかけは、久々に友人とカラオケに行って遊ぼうという声が掛かったから出向いた場所で撮ったものだが、待ち合わせで会った時に友人が一言「髪の毛伸ばしてるの?」と言ったのだが、その時私は「伸びただけなのよー」と返して本当に側面通りの返答となったのだが、本当にその通りで4ヶ月に1度という頻度で縮毛矯正を掛けていた事もあったり半年も放置してしまうと担当の美容師さんから「めちゃ久しぶりじゃなですか?縮毛矯正するの」とサボりを見抜かれツッコまれてしまう。
言い換えるまでもなく怠惰のように。
そんな、伸びたままの髪型の私ときっちりとショートカットに切った髪型をしている友人と写るプリクラは何ともまぁ対称的であった。
プリクラも撮る機会が減り、今や誰かとシール交換しているなんて光景すら稀になっていそうだけど、当然、交換する機会なんでどんどん減るからプリクラは余ってしまっている。一応機会を見つけては誰かにあげるとかそんな事をしていたのだが…
そして思いついたかのように、年賀状にでも貼ってみるか…と貼ったわけですがその年賀状はデジタルソフトで絵を描くことを覚えてまもない頃買ったプリンターで年賀状を作ることを覚えて久しい時期で自分の描いたデジタルイラストをインクジェットの年賀はがきに印刷したい!と思って同じくイラスト描きを趣味にしている人に送って見てもらいたいと思ったので描いて出すぞって感覚で作成して、プリクラも余った事だしと貼ってみて出したのだけど、暫くして描いた年賀状へのイラストの感想とプリクラの感想まで頂いた。

その一言は

「髪、長いの良いね」と言われたのだが、私は驚いた。
私の髪が?長いのがいいと??これただ、伸びただけなのにと…
だけど私は嬉しかった。何故なら長く伸びた髪を褒められる事なんて無かったように感じたからだ。

どちらかと言うと、鬱陶しい!とか早く切れと言われてきたことの方が多かったんじゃないのか?とかそれが当たり前の日常だと思っていた。このプリクラを貼る頃には20センチほど切って縮毛矯正を再び掛けたわけだけど、それでももう少し切ったらいいのにとか言われたりで(同居している家族とかに)自分の適した髪の長さなんてものは未だに分からないけれど、切る前の長い髪を褒めてくれる人って居るんだと思い返しても嬉しく思う。

褒められる内容によっては自分の日常とあまりに乖離していると素直に喜べないことも性分柄喜べる事ばかりでは無いけど、その事に関して素直に喜べたのは巡り合わせのように受け取っておこう。

そして自分の髪の長さに似合う適切な長さが分からない今、あの頃にはまだ知らなかったヘアドネーションにトライしている。

次で3度目のトライ。やってみようかな

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