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編集のための覚書

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"ヒトとモノの出会いを編集する"ことを模索するための日々の覚書きです。
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#毎日

編集の力を信じてる

編集は、偏集だ。偏ってこそ価値がある。 私の尊敬する編集者の言葉で、うちの編集部で伝説的に語り継がれてる言葉のひとつです。 この「偏る力」こそが、私が信じている編集の力の根幹です。 選ばれない失望私の編集の価値についての原体験は、美大に通っていた頃…大学の芸祭でした。いわゆる学祭なんだけど、そりゃもう皆の力の入れようが他の大学とは違って、誰もが何らかの出し物に参加してるんじゃないか?という熱気で。 私の出身である油絵学科の子たちは大概、絵を展示して、一般の方やギャラリス

活版印刷所×立ち呑み「リズムアンドベタープレス」

Popeyeを読んで、出会ってしまった!と思ったお店。 それが、リズムアンドベタープレスです。 活版印刷所が、夜はそのスペースを飲み屋さんにしてるというお店です。 印刷を知ってもらいたい、という想いで営業されているとか。 詳しい話はコチラを読んで頂くと良いかと。 私、印刷って好きで。 あの刷り上がってプロダクトが出来ていく感じとか、インクの匂いとか、ものを作り上げていく感じが最も手に取るように分かるのが印刷の瞬間であり、愛しいなと思うのです。 中でも活版印刷は私の

ストーリーを語る時代が、次に行こうとしている

世の中、モノコトの背景を伝える情報が溢れている。特に、東日本大震災以降、そんな物語の伝え方が多くなった印象です。 そんな今の情報のありかたについて、はっとするツイートがありました。 あぁ、流行が一巡したんだなぁと。 (ちなみにこのツイートについてカナエナカさんはこのあといくつかツイートをしていて、それを読むと決してストーリー自体を否定したいわけではないのはとっても伝わってきます) 誰かが始めて、流行って、飽和状態になって、飽きて、その間に次の何かが芽吹き始める。トレンド