マガジンのカバー画像

編集のための覚書

25
"ヒトとモノの出会いを編集する"ことを模索するための日々の覚書きです。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

編集者という肩書きにもやもやする

今、私は編集者という肩書きを名乗っています。 やってきた職業としても間違ってないし、やりたきことともあってるし、問題はないんだけど、もやもやする。 編集者という言葉の広さなんでかって、編集者という肩書きは良くも悪くも意味が広いのです。 まず、ひとくちに編集といっても漫画・雑誌・書籍・WEB…それぞれの業界で手法もお作法も違います。私は漫画と書籍はできません…! それに加えて、昨今は編集者が自らSNSでアカウントを持つことで流通網を持ったり、媒体に囚われない企画を打ち出

高円寺「小杉湯」は現代のひとの暮らしに寄り添う銭湯だった

昨日、高円寺の「小杉湯」に行ってきたのですが…最高な銭湯すぎてびっくりしました。 私は温泉が大好きで、その延長で銭湯もそこそこの経験値があると自負していますが、なんと私至上No.1銭湯に躍り出ました。 お湯が良い、とかそういう話もあると思いますが 1)「良いお風呂体験」の見本市的な存在になれている 2)今の時代の人の生活とちゃんと向き合って、自分たちなりの「銭湯」を 再構成している感じがした みたいなところがめちゃくちゃに素晴らしいな〜と思いました。2なんて、完全にデザイ

私たちは、思うよりもずっと曖昧に見ている

今参加しているコルクラボ編集専科。 月1回の講義と課題があり、講義は雲の上とも言える大先輩のお話を聞けるという最高に贅沢なラボです…。 そして、今回の課題が『「マイノリティ」をテーマにした王道な企画』の企画書を作る。 シンプルな一言に込められたあまりにも深く難しいお題… そもそも、「マイノリティ」って何?「王道」って何? 言葉の定義さえ、実は私たちは曖昧。 【マイノリティ】マイノリティとは、「少ないこと」および「少数派」という意味の語である。とりわけ社会的に少