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【ep.0】 なぜ 株式会社Neith(ネイト) を創業したのか

イノベーションを人生に取り入れる瞬間

「もっと早く知りたかった」「もっと早くやればよかった」
いい意味で心からそう思えるような、そんな感動体験が 私の人生には溢れている

ひどい癖毛で悩んでいた幼少期に
初めてストレートパーマをかけた あの日の感動が忘れられない

昔から視力が悪かったため
海外を旅行する際には、万が一 ロストバゲージした時や、荷物の盗難に会った時のために、あらゆる場所にコンタクトレンズを忍ばせていたものだが
レーシック手術をしたその日から、そんな心配とは無縁の人生になった

まつ毛エクステの出現で
毎日、朝マスカラを塗って 夜クレンジグオイルで落とす、そんな手間もなくなったし

永久脱毛でムダ毛処理の煩わしさからも解放された

そういった「イノベーションを自分の人生に取り入れる瞬間」を 私は愛している

”古き良き”の大切さもある程度知っているつもりだが
新しいものが、それまでの「時間」「労力」「人員」を一蹴してしまうような痛快さが、昔からたまらなく好きなのだ。

株式会社Neithを創業するまで

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前置きが長くなりましたが、この度 株式会社Neithを創業いたしました。

元々17歳でSonyMusicと契約して仕事を始め、19歳で歌手デビューをしてから、作品を作っては世に出してきました。

飲食店のブランドディレクターなども経験し、企画、立ち上げから商品開発やマーケティング、国内外へのFC展開も行いました。

人生を通して やりたい事は常にありましたが
「どんな物を作りたいか」
それだけが私にとっていつも重要な事であって、どんな形態であるかはどうでもいい事でした。
なので、元々起業自体に興味があった訳ではなかったし、
もしも起業するようなことがあっても、フェムテックのような性別を意識する仕事は避けようと思っていました。
(せっかく力を尽くして成功しても、「女性だから女性のマーケットが取れただけで、性別の関係ないレースでは無能なはずだ」とケチをつけられそうで、そんなのは御免だと思っていた)

そんな私が何故フェムテックで起業したのか

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それではなぜ、結果的に今フェムテックで起業し、こうやって皆様にご挨拶しているのか。

冒頭で記した通り、「もっと早く出会いたかった」という感動を愛する私にとって「こんなの欲しい」は何よりの原動力な訳ですが、
まさにフェムテックこそ「こんなの欲しい」がたくさん埋もれているマーケットだったからです。

昨今、徐々に女性起業家も増えてきたとはいえ、それでもまだ起業家と投資家のほとんどは男性です。
だからこそ、いいアイディアが日の目を見ずに埋もれている。

「こんなの欲しい」を具現化するそもそもの余力(子育て中のお母さんなどは とにかく忙しい)がなかったり、いざ必要な資金を調達しようとしても、その商品やサービスの素晴らしさが男性の投資家さんに理解してもらえなかったり、
挙げられる理由は数あれど、とにかく他のテクノロジー分野よりも明らかな”遅れ”をフェムテックに感じました。

そんな中で吸水ショーツに出会い、そのイノベーションに感動を覚えたのです。
ナプキンを切らさないように絶えず購入し、毎月約1週間交換し続ける。
それが当たり前だと思っていた私に、冒頭の「もっと早く知りたかった」を吸水ショーツは言わしめたのです。
元々ヲタク気質である私は、1番自分が自信を持って推せる吸水ショーツを見つけようと、ネットで手に入れることのできる世界中の吸水ショーツをすぐに取り寄せました
その数なんと約30枚!(同ブランドの型違いなどもカウント)

だがしかし、あるものは履き心地が悪く、あるものは吸水力が物足りず、あるものは値段が高く、全体的に水着のような生地のものが多いのも気になりました。
つまり約30枚も買ったのに、待ち望んだ”推し”に出会えなかったのです。

それに加え、勧めたがりな私は「吸水ショーツって知ってる?最高だから試したほうがいい!」
と周囲に言って回ったものの「存在は知っているし気になったけど、値段が高いから買わなかった」との声が多かったのです(とは言え、当時ほとんどの人はまだ存在を知らなかったため、知っていた1割程度の人が口を揃えて言っていた意見がこれ)

そうか、、そうだよね、、保守的とは真逆のところにいる私のような人ならまだしも、
普通は 気にいるかどうかわからない物に この値段は高いよね、、、

だったら最高の吸水ショーツブランドを作ろう

唐突に大事な部分をカジュアルに端折りましたが、そういった流れで、理想的な吸水ショーツを求めて開発に着手することを決意しました。

これが、フェムテックブランド「Rinē(リネ)」を運営する株式会社Neithを私が創業するに到った経緯です

やっとスタート地点に立てた御礼とこれから

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小ロットでのスタートや 受注生産のような形態ではなく、なぜ資金調達を行なったのか、
また、長かった開発期間に一筋縄ではいかなったことや、都度下してきた意思決定などについては、また回を分けて書かせていただこうと思います。

何はともあれ、株主様をはじめとする皆様のお陰で、本日無事に情報解禁日を迎え、10日(木)にはローンチになるブランドRinēの情報をお伝えできたこと、
そして私の記事を最後まで読んでくださったこと、心より御礼申し上げます。
今後のブランド、企業の成長を、見守って頂けますと幸いです。

株式会社 Neith 代表取締役社長 信近エリ


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