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新卒1年目の9月、会社に行けなかった朝の話

朝起きて、メイクも済ませて、玄関前で鏡を見た瞬間に涙がどっと溢れた。どうしても扉が開けられない。びっくりして一旦部屋に戻る。朝ご飯はここ一週間ほど食べられていなかった。

最近ずっとおかしいな、身体変やなとは感じていて、公開していないnoteの下書きにも、muute(ジャーナリングアプリ)にも悲しい、胸が痛い、苦しいという文字が数日にわたって連なっていた。現実感がなく、気持ちが常に焦って考えがまとまらない状態が約1か月ほど続いている状態だった。以前に比べるとこの異変に気づくのは早くなった方だと思う。友人や会社の同期に相談する、手帳やアプリに書き出すなど無意識に何かしらの策を講じていた。ただその網をすり抜けて、鉛のような重たいものがずしっと来てしまった。これはちょっと放置したらあかんやつや。

ちょうど3日前くらいからオンラインでカウンセリングを受けられるサービスを利用していた。チャットのみの利用のため、正直始めるのを悩んでいたが、近所のクリニックはどこも予約がいっぱいで、だめもとで現状の悩みを書いて送っていた。
玄関から部屋に戻り、ベットの横でうずくまっているときに、カウンセラーさんからの新着メッセージが目に入った。
「仕事での精神的負荷に先に体の方が耐えられなくなって、いろんなシグナルを出してきているというふうに思われました。最適な対処は休養なのですが、入社早々ですから、いきなり休むというのも難しい部分があると思います。上司の方は気軽に相談できる方でしょうか?」
ぶわっとまた涙腺が緩むと同時に、客観的な視点をもらえたことで少し冷静になれる自分がいた。どちらにせよ今日は正常に仕事ができる状態ではない。仕事の進め方と体調のこと諸々、一度上長に相談してみようと連絡を入れた。

そこからは早かった。上長がすぐにZoomを入れてくれ、様子を尋ねてくれた。任されている仕事の進め方、負荷と量、自分の状態と容量とを拙く話した。贅沢なことではあると思う。フレックスで有給も取れて、先輩からも失敗してもいいような体制は整えてもらっている。同部署の同期に比べてただ指示待ちの作業ではなくて、考えながら自分で進められるような割り振りをしてもらっていることも頭では理解している。ただ、ただ、心と身体が置いてけぼりになっていて、先に悲鳴をあげてしまったみたいだった。

この文章も落ち着いてみると、少し冷静になって見返すことができる自分がいる。多分ものすごく、いろんなことに抵抗してしまっていた。悩みの上に抵抗を重ねてぐぅぅぅっと苦しくなっていたみたいだ。

少し経過も状況の変化もあるので、またのちのち書いていけたらなと思う。





記事を読んでいただきありがとうございます。 みなさまよい一日を。