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陸上競技場の制作過程②

前回の続きです!
陸上競技場がどのようにして作られているのか気になる方には必見です!



新国立競技場のサーフェスの性能について

前述しましたが(①にて)もう少し詳しく・・・!

まず材質はゴム製であります。正確には合成ゴムになります。

工場で製造された製品の為、サーフェスの仕上がりが均一
これは、どこのレーンを走っても競技場の性能が同一であるということを意味します。

表層と基層の二重構造になっており、表層は均一なエンボス加工が施されています。

エンボスとは、紙や金板に凹凸のある版を押しつけ(型押しによって)図形や模様を表現する加工法のことである。

基層(下層)部分は蜂の巣模様のハニカム構造になっています。

表面は雨天時、スパイクピンのないシューズで走っても滑りにくいグリップ力を備え、適度な弾力もある。走行中の着地により後ろ方向に加わった力を受け止め、足が地面を離れる際には弓の弦のようにエネルギーを放出し前進する力を生み出すという性能を備える。
引用元:月間体育施設 January,2020 P,20

陸上トラックの型式は単心円型。9レーン
日本陸連第1種公認 及び 世界陸連CLASS1に適合

約3億円かかったと報道されていますね!

ゴム特有の弱点の克服へ

ゴム製品というのは紫外線に弱く、劣化していくと表面が硬化していき最悪の場合にはひび割れたりします。今回はそのようなことが無いようにゴムの配合を変更し、紫外線への強さを示す耐候性を通常の約1・7倍に高めたとか。

ウソの情報にご注意を。

Webのニュースなどでトランポリンのように反発力が強く…

との記載を見ましたが、そんな訳ありません。実際に陸上競技をしていた方ならわかるとは思いますがご注意ください。そんなに反発力が強かったら100m8秒台とかも夢ではないのでは?!

実際の施工風景①

では、本題になります。(いまさらですが…)

2019世界陸上の会場となったハリーファ国際スタジアムの施工風景です。
実際にどのような感じに仕上がっていくかをご覧になれますので是非見てください!

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