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バレーボールのフロアの話

今現在FIVBワールドカップバレーボールが開催されています
私も直接観戦したことはありませんがTVでよく試合を見ていたりします。

ところで、バレーボールが行われている会場、当たり前ですが複数あります
今回の大会でも北海道だったり大阪だったりと。

あのバレーボールコートってどうなっていると思いますか?

あのコート(タイトルには床という意味でフロアと記載しましたが)は


仮設なのです!!!

【本題】

そもそもですが、あのバレーボールコートのフロア(床)は
一般的な体育館のような木製のフローリングではありません。

そもそも奴は日本製でもありません!

よく高校生の方だと春高バレー!オレンジコート!って

私もこの辺は漫画ハイキュー程度の知識しかありませんが
そのオレンジコートとは・・・

ジェルフロア(Gerflor)社のタラフレックス(Taraflex®)

という製品名の床材が用いられています!

よく長尺弾性スポーツ床材と呼ばれるときもあります
(この場合はタラフレックス以外の製品もありますが。)

タラフレックスの特徴はいわゆる塩ビシートといわれるものとスポンジが合体した二重構造の床材になったいます(超ざっくりですが)

本来はもっと複雑な構造なのですがここでは割愛させてください
(詳しくはインターネットで検索です!)

・ここまでのポイント
 バレーボールの世界規模の大会や国内の大きな大会で用いられるフロアは仮設にて敷設されるものであり、フランス製のタラフレックスという床材であること!

ここまではバレーボール経験者なら知っていて当然だよ!と言われるかもしれません・・・(苦笑

【特徴】

このタラフレックスという床材の特徴は、やはり他の床にはない弾性だと個人的に思います。柔らかすぎず硬すぎないのが特徴です。

通常の木製のフローリングと比べても踏み心地や滑るときの抵抗はやはり違います。

あと近年、木製フローリングの劣化により床に木のささくれが発生し
それが利用者に刺さるという事故も増えてきていたりします。
そのことから体育館などを長尺弾性スポーツ床材にするべきという声も上がっています。

でも実際にどうやって仮設しているのか!?って話ですよね
コート内と外では色も違うし、コートラインだってどうしてるの!?

実は…端の材料(タラフレックスがロールになったもの)から番号が振って合って、番号道理に敷けばコートになるようになっています!

よ~く目を凝らしてコートを見ると長手方向に筋が見えます。

床材は1本のロールになっていて、それを転がして広げて並べるだけで
済むように工夫されています!

ただそうはいかないのがラインなのです・・・

【コートラインの話】

バレーボールコートは長手方向に(テレビの画面で見たら横)
18mあり、縦は9mとなっています。

あのコートラインってどうなっているか・・・

あれ白い幅5cmのテープを使っています

あれ、テープっす・・・
しかし!されどテープ(イメージ的にはガムテープとか養生テープみたいなもの)
あれをズレなく貼るのが特に難しい。

いわばその試合の1点が入る入らないを職人さんが震える手で決めているのですから!
一番の緊張の瞬間といえます。あんまり震えていると終わらなくて帰れないんですよね

そんなこんなで仮設のバレーコートが出来上がるのです!
ちなみにコートの敷設は10人近くの人数を用いて一気にやるのがベストです。
あの床材、重たいんですよ…。

【最後に】

以上がバレーボールのちょっとしたお話しでした。

これが読んでいただいた貴方の「へぇ!」になればうれしいです!

今後もこんな話を少しづつ、していけたらなあと思います

※あくまで個人の見解です。



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