見出し画像

エレファントカシマシ新春2022日本武道館


2度目のエレカシ新春を体験した、新参の感想です。1部までです。

「うつらうつら」この曲から始まったので、まず緊張した。2020新春の「夢のちまた」でもそう思ったけど、ボーカルと少ない楽器数、少ない音数から始まるなんて、緊張感ハンパなし💦石くんさん、ずっとアンプ側を向いたままで、客席にせを向けているし。歌に絶対の自信があるから出来るのよね。テンポずらしたり、のばしてみたり、プツンと切ってみたり。これはリハの通りなのだとうか?自分についてこれるのかを試しているのだろうか?感動より、エレカシのライブに久々に向き合う宮本さんに、バンドへの挑発を感じ、客への挑発を感じ、私も挑発された。そんな幕開け。

始まる前にステージ見て、鍵盤から魚さんだなと思い、ハミングバードの調律からミッキーさんでは?と思っていましたが、果たして正解!数々のライブ映像は、新参ファンにとってエレカシとは?を感じるために過去ライブ映像を観ていて、その中でもミッキーさんはもう1人のエレカシの如く思えた人。ソロの活動も拝見してたので、ミッキーさんのサポートはもうみれないのだろうか?と残念に思っていたので嬉しかった。

「奴隷天国」「デーデ」「星の砂」ツンで始まるが、それでもエレカシを歌うと熱く燃えるのか、さっそくジャケットは脱ぎ、ネクタイも取り、シャツ一枚になって行った。星の砂がハレンチでない星の砂なんてあるんだって思ったけど、けしからんと思うのが無いなんて?単に遠目なんでわからなかっただけ?ってくらい、宮本さんの仕草を記憶できていない自分の脳が残念。全体的に、テンポがゆったり目で始まったなーと思います。

「いつものとおり」何故にこれを選曲したのか教えてほしいな。歌いたかったからだろうけど。レア曲だと思うのでセトリに入れた理由が聞きたい。
「浮雲男」、「浮世の夢」から2曲目。エレカシ3枚目のアルバム「浮世の夢」は、やはりエレカシのアイデンティティなのだろうか。2020年、今年と共に1曲目はこのアルバムからだ。また、心して聞き直そう。
35周の記念にこのアルバムのアナログ盤を出して欲しいなぁ。インナーの写真も再現してほしいし。

「昔の侍」ストリングス入ってましたよね?ってくらい、ボーカル聴くのに専念していてた。なのに途中から私はここでなんかわからないけど、「リッスントゥザミュージック」を聴いた気でいたのんですよ。何故だ?

「この世は最高」地獄からの声のような成ちゃんさんと、石くんさんのコーラスに痺れました。この曲やるのは、2人にコーラスさせたいからなのなと思ってみたり。

「珍奇男」始まる前の緊張と期待を奇声でそがれたけど、椅子に腰掛けアコギを持ち、淡々と曲は始まる。男椅子に普通に座るとちんまりしていて、ちょっと驚く。いやいや元々細身だしわかってはいるけど。その分、その細身の身体から発せられる声というエネルギーの威力は凄まじく。アコギからテレキャスに持ち替えてからの、ギターと、ベースとドラムとの掛け合いを堪能す。途中、危ないって思うところもあったけど、そこは長年演ってきた4人の阿吽なのか、それさえもgrooveになっていて圧巻でした。椅子ごとベースやギターの方まで動いて弾く姿、尊い😆✨

「月の夜」魚さんのオルガンと宮本さんの声を堪能。
続けて、「風」これも今回何故にセトリに入れたのかお聞きしたいな。旅、風、エレカシの曲の要素として大きなものだと思う。1部はエレカシの歴史を初めて参加する方に楽しんで貰いたいというようなことを仰っていたので、確かにそれならば相応しいかもそれない。
「シグナル」、「珍奇男」からシグナルまでの4曲は、内面、今まで、先行き、作者の心情を吐露する曲たちだと思う。エレカシ全部そうだろう?と言われれば、その通りだが。この新春も、新たな歴史のシグナルになるのか。心に花咲かせる人であれよ、と。曲的には、ミディアムテンポで聴かせどころ満載な4曲だった。

「生命賛歌」今回、今聴きたい曲は何かと問われれば、「歴史」とこの曲と答えただろう。ドドーンとデッカいものを歌っている、デッカい曲。このデカさがソロとはまた一味違うエレカシの大きさを思わせるところなのかも。なんかエレカシって、ドーンとしているのよ。完成度が高いソロ、隙の無いソロとも違って、大きいというか。もう、宮本さんの言葉を借りるけど、ドーン!って感じ。安定、安泰とは違い、厳しさからの重み、計り知れない塊り。うまく言えないが、感覚的にこの曲えお聴きながら思った。
聴かせて頂き満足でした。いつか、埼玉古墳群に詣でて、この曲聴いてみたいです。
曲途中で床のシートを捲っていらしたそうですが、見ていない。一方その頃私は、舞台下手のバックヤードにて写真撮っている岡田さんを双眼鏡で見ていたことと思います😆💦

「悲しみの果て」この面子での演奏がストンと腑に落ちてくる感じがしました。アコギ持って歌う宮本さん含めた立ち姿が、THE ELEPHANT KASHIMASHI  IS A BAND って感じで、代表曲だからこそと思うのか、ここでこの2022年にエレカシを見て聴いているのだという実感が湧いてきました。

「旅立ちの朝」橋を渡り、山を越えて、最高の笑いと夢抱いて。この曲で1部のエレカシ一大叙事詩を云えるセトリが出来上がった感がありました。

そして、ハウリングからの「RAINBOW」!めちゃめちゃ声が出ていて、歌い切っていかれた。圧倒的な歌声!ファルセットとの切り替えがよりスムーズになっておられるのか?この曲だけでも、進化しているのを感じてしまう。拍手拍手拍手。胸張っているお姿に、大拍手!

1部終了。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?