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コーヒー溢しちゃったんだね。

知り合いに所用があって連絡した。
そしたらそっけない返信。
別に無作法でも嫌味ったらしくも
攻撃的でもなかったけど

基本考えすぎな私は
「なんでこんなにそっけないのかな?」
に始まり
「彼、私に対して怒ってるのかな?」
挙げ句の果てに
「私、何かしたかな?」
と非常に不安になっていた。

でも同時に
自分が考えすぎなきらいがあるのも
分かってるから
あまり考えないようしとこう、
と胸にしまった。

そしてスマホから目をあげた瞬間、
隣に座っていた彼に
「大丈夫?何があったの?」
と聞かれた。

私、感情ダダ漏れですやん。
胸にしまったはずが、
全然しまえてなかったやつやん。

だから、
知り合いがそっけなくてねー
傷つけたかな?
無礼な事言っちゃったかな?
怒ってるのかな?
って不安になってたの。

でもね、もしかしたら
そっけないって
私が感じてるだけかもしれないし
向こうが忙しいだけかもしれないし
私と関係ないところで機嫌が悪いだけ
かもしれないし
だから、気にしないようにしよう
って思ってるよ、と伝えた。

そうだね。
Don’t take it personal. 
個人に対する攻撃だと捉えない方がいいね。

と言われた。
至極妥当。
普通のアドバイス。

そして、数分後
私が別の事に気を取られ始めた頃に

彼、かわいそうだね。

え?誰の話?

君の知り合い。
ズボンにコーヒー溢しちゃったんだよ。
(だから君につっけんどんな
対応になっちゃったんだよ)

大笑い!!
だって、さも深刻そうに
まるで事実であるかのうように
本当にかわいそうに思ってるように
言うんだもん!

私はすぐに妄想が爆発して
不安が暴走しちゃうけど
彼は私を引き戻してくれる。

2人で暮らすってことは
お互いを補いあって生きていく
ってこと。


私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。