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数年困っていた自分のダメなところ

親しい人に対して
つい悩みや愚痴を聞きすぎたり
要望を受け入れすぎたりしてしまう。
無意識に無理をしていて
少しずつ負担になって限界が来る。
ここ数年、立て続けに起こってる案件。

始めは大丈夫でも、それが
通常化していくと、負担になっていく。
だけど、ちゃんとノーが言えず
依存させてしまって、
共倒れになることが見えてるのに
いつかそうなることがわかってるのに
ノーが言えない

相手の中にある悲しみや、やるせなさや
不安や苦しさが伝わってくるから、
誰にでも話を聞いて欲しい時はあるし
気持ちが弱ってる時はあるし
だから必要なら聞きたい、聞いてあげたい

というのは建前で、

本当は
ノーと言うことで、相手を傷つけること
相手を失うかもしれないことを恐れてる
大事な人だからノーが言えない
相手を傷つけて失って自分も傷つくことを
恐れている

そこまでは気づいてた。

ふと、今日そういった人たちに、
過去の自分を見ている気がした。

その人の中にあると感じていた
悲しみや不安や様々な感情は
私の中にある感情…?
いや、しっくりこない

なんだろう、これは。

漠然としたその感覚に
意識を向けていると、数年前に
他界したある人の顔が浮かんだ

あぁそうか
私はあの人の話を、あの人の気のすむまで
きいてあげたかったんだ
そして心から本当の笑顔になって欲しかった
それが私の幸せだったから

実際に、聴いていた、色んな思いを
晩年は特に、意見せずただただ聞いていた

その人は色んな問題を起こしたりもした
警察にお世話になったり
私はそういったことを一度も
咎めることができなかった
多くの人は責めるから
正しさを求めるから  

どんな感情も支離滅裂な話も
受け止めてあげたかった
そうしてきた

あの人の辛さや哀しみは、私の辛さ、哀しみだった。
そして、それがまだ私の中で続いていたんだ。
未完了の事柄。

それに気づいて、イメージの中で
亡きその人へ 伝えてみる

色んな問題を起こしてしまうこと
やり場のない衝動
その気持ちをわかりたい、わかってあげたい
だけど私はあなた自身じゃないから
あなたの感覚全てをそのまま
わかってあげられないことが悔しい

そして、その行動によって
あなたは誰よりもあなた自身を、
傷つけているように見える
私はそれがとても哀しい
もうしないでほしい
私はそう思う

相手の表情はわからない

しばらくして、
胸の辺りや後頭部のあたりで
欠片が繋がったようなすーっと思いが
届いたような感覚が起こった

そのあと、ノーと言えなかった
人たちを思い起こすと、

これ以上は私も辛いんだ、
それは私はできないんだ、
と穏やかに
伝えられる気がした

私は、誰もが無理してても
ゲシュタルトをしたり
シャドウを見つめなければならないとは
思わない。
それは時に、怖く重い辛い作業になるから。
それらに目を向けず、楽しいことに着目して
生きていく、それも本人が納得してるならそれがいい
本人が選択する人生だ

ただ、自分な中の不安や嫉妬やネガティブな感情を
誤魔化すために、
自分をよく思いたいがために
周囲をつかって誰かを陥れたり
他者を操作することは看過できない


そして、誰かがそれをやって私が指摘したとしたも、
それはその人の一部分や
一時の状態なだけで
その人をまるまる嫌いになるなんてことは起こらないんだ
人間は多面多層な生き物だから


「ゲシュタルトの祈り」という詩がある


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わたしはわたしの人生を生きる、
あなたはあなたの人生を生きる。

わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではなく、
あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。

私は私。あなたはあなた。

もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。

しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ


✳︎‪︎*‬✳︎‪︎*‬✳︎‪︎*‬✳︎‪︎*‬✳︎‪︎*‬


この最後の部分

「しかし出会えないのであれば、
それも仕方のないことだ」

しばしばこの部分が、寂しいと言った声を聞く。
最近、私はあまりそう感じなくなった。

出会えなければそれも仕方がない

そしてわたしたちは繋がっている
あなたにどう思われていても
私のことを忘れ去ったとしても
世界とともに私たちは繋がっている

今はこんなふうに感じる

この感覚は、以前書いた
「生かされている感覚」から
派生したように思う

ノーを伝えて相手を失う、
なんて初めからなかったんだ。

相手を手招いていたのは、
しむけていたのは
まぎれもない私だった
こじらせているのは私だった

数年続けてる、そしてその度に
大事に思っていた人たちを失ってきた
この案件、色んな人に嫌な思いさせてきた
これで終止符を打てたらいいな

どうだろう
この後、日々を生きてみなきゃわからない

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