見出し画像

「僕だったら絶対にメディア運営、やりませんねー」とIT社長に言われ…あれから4年。

当社ウーマンズが運営している、女性ヘルスケアマーケティングメディア「ウーマンズラボ」を立ち上げた頃のお話し。

IT事業を行う社長さんとランチご一緒していたら、メディア運営に燃える私に、あっさりとこんなお言葉。

「ウェブメディアかー。僕だったら絶対にやらないねー。成功できるのは本当に一部の企業だからさぁ。穐田誉輝さんとかが手掛けてれば、うまくいくんだろうけどね。やめときなってー!あははー!」

大型のコミュニティサイトやwebメディアも数多く手掛けてきいている彼の発言だからこそ、妙な説得力があり、グサリときたものです(笑)。あれから4年---。

今も運営を続けています。今になって感じるのは、彼が当時仰っていた通り、本っ当ーにwebメディア運営は大変だってこと汗。直接的な売上を作り出すわけではないウーマンズラボに一体、どれだけのお金と時間、労力をかけてきただろうって思います。これまで何度「やめようか」と悩んだか分かりません。

ウェルク問題以降、Googleはヘルスケア領域(YMYL)に厳しくなり、特にここ最近はGoogleのアルゴリズム変動も、激しいのなんの。ネイバーまとめ、資生堂運営のオウンドメディア、コカ・コーラ運営メディアなどなど撤退するメディアも随分と増えています。

もし今、私が誰かに「ウェブメディアを立ち上げようと思うんだけどー」と相談を受けたら、4年前の彼と同じく「やんない方がいいよー!」って言っちゃうと思います。ほんと大変なので、もしそこに割くお金・時間・労力があるんだったら他に回した方が絶対に良いって思います。

ただ「リソースを豊富に持つ大手企業ですら撤退するほど大変であること」「情報爆発時代に、突出した存在になれるのは一握りであること」「先行投資が大きく、リターンを得られるまでには相応の時間と膨大な努力が必要であること」など諸々のハードルに対しての絶対的な覚悟があるんだったら、自社でウェブメディアを持つのはおすすめです。一言でいうと「意地」がどこまであるかどうか、かなと。

全国各地で講演させて頂いたときや、外出先で名刺交換をさせて頂いた際に「あ!ウーマンズラボ、いつも読んでるんですよー!」「うちの社員たちがよく読んでます」「取引先の方に紹介されて、読むようになりましたー」などと仰っていただけたときの喜びといったら。

私が日経新聞や朝日新聞の記者とかだったら「あ、そうなんっすねー、あざっす」程度だと思うのですが、当社のように小さな会社が運営しているニッチなメディアが、地味に全国各地で知って頂けていることを実感できるこの瞬間は、メディア運営者冥利に尽きます(涙)。

今、お付き合いさせて頂いている取引先様の多くは、実はウーマンズラボ経由でのご縁だったことも考えると、当社にとってウーマンズラボは "超重要人物”であり、苦労しながらも運営し続けてきてよかったなーって思います。

とはいえ、ウーマンズラボの認知拡大をいつまでもウーマンズラボ単体に頼るわけにもいかないので、非常に後発参入ですが汗、Twitterでもちゃんと、女性ヘルスケア市場に関する情報発信活動をすることにしました。

ウーマンズラボの編集長がTwitterを数日前に開設したので、女性ヘルスケア界隈にご興味ある方はぜひフォローしてくださいませ。ウーマンズラボでは掲載しない、割と点の女性ヘルスケアトレンドや、海外の女性ヘルスケア市場の潮流などについてつぶやいてます。彼女は英語堪能なので、海外トピックも豊富です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?