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怒って泣いて笑って。1年生の振り返り②

二女が小学校に入学して早1年が経とうとしています。

この1年、二女も私もたくさん怒ってたくさん泣いてきました。

いろいろあった1年を振り返ります。


前回のお話はこちら。

入学してちょうど一週間経ったある日。
二女が帰ってくるのと同時に、担任の先生から電話がかかってきました。


「はるさん(二女のこと)、5時間目の授業中に急に泣き出してしまって。どうしたの?と聞いたら、早くおうちに帰りたいと。もしかしたら他の理由もあるかもしれないので話を聞いてあげてください。」

とのこと。
さっそく二女に理由を聞いてみましたが、やっぱり「早く帰りたかった」としか言いません。

その日は、給食後の授業が開始された日。
それまでは1年生だけ給食後すぐ下校していました。

ちょっと時間が長くなったから疲れたのかな?

家に帰ってきた二女はいたって普通だったので、あまり深く考えていませんでした。

ところが次の日、突然それは始まったのです…

それまで毎日自分で着替えて準備をしていたのに、いつまでたっても着替えようとしません。
声をかけても、ただただ、

「イヤだ!行かない!」
「学校イヤ!絶対行かない!」

と叫ぶばかり。
理由を聞いても答えません。
(きっと言語化できない、感覚的なものだったのだと今となってはわかります…)

この1週間、新しい環境が苦手な二女なりに、周りに慣れようと頑張っていたのでしょう。
その緊張の糸が、昨日の5時間目に切れてしまったのだと思います。

心の準備はできてるつもりでした。
幼稚園の頃から、
「たぶんこの子は登校拒否するだろうけど、まぁ仕方ないよね。今は多様な学び方があるし、別に学校行かなくても大丈夫でしょ」
なんて夫とも話していたんです。

でも実際にその状況になった時、私は冷静ではいられなくなりました。

ここでつまずいたら、どんどん行けなくなっちゃう!
何が何でも連れて行かなきゃ!

泣き叫ぶ二女を無理やり着替えさせ、引きずるように家を出ました。

学校までの道中、二女はずっと泣いていました。
「おうちに帰ろう!」
顔をぐしゃぐしゃにしながら、必死に訴えていました。
その顔を思い出すと、今でもきゅーっと胸が締め付けられます…

それでも私は、とりあえず学校まで行けば何とかなるだろうと二女の訴えを無視し続けました。
そして校門までたどり着いたのですが…

そこから二女は全く動かなくなってしまいました。
お世話係の6年生のお姉さんたちが、
「一緒に教室まで行ってあげるよ!」
「学校楽しいよ!怖いところじゃないよ」
と、たくさん声をかけてくれましたが、それでも1歩も中に入ろうとはしません。

校門前で泣き続ける二女を見る、他の児童の視線が痛くて、なんだかいたたまれなくなって、その日は結局お休みすることにしました。

学校からの帰り道、二女を突き放すかのように早足で歩く私。
その後ろをトボトボとうつむきながら歩く二女。

何がそんなに嫌なの?
楽しそうにしてたじゃない!

・・・・・・
どうして私は「嫌だ」という気持ちを受け入れてあげられないのかな…

二女への苛立ちと、自分への嫌悪感。
いろんな思いがぐちゃぐちゃになって、私も泣きながら帰りました。

二女があのときどんな気持ちだったかはわかりません。

学校を休めてホッとした気持ちと、私が怒っていることへの恐怖。
きっと、二女も複雑だったと思います。

家に着くと、二女はいつものようにひとり遊びをはじめました。
そして私は気持ちを切り替えられないまま、1日を過ごしたのでした。


続きはまた次回。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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