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魔術師の弟子2

村の小学生との音楽紙芝居プロジェクトが進み↑

いよいよ

全校生徒の前で発表する日がやってきた。


子供たちの使うマイクや小道具のチェックをし
それぞれの位置につく。

ホールに全員は入りきらないので
2回公演をすることになっていた。
幼稚園と1年生のおちびさんたちが
最初に会場に到着した。

まずは私とバンジャマンで
昨年日本やマルセイユでも演じた人魚姫を演る。

挿絵はいわさきちひろさん
子供の幸せと平和をテーマに
子供たちの、そして子供たちのための絵を描き続けた
ちひろさんはアンデルセンを愛し
彼の生家のあるデンマークまで訪れたという。

この美しい紙芝居に
轟千尋さんの音楽を選曲させてもらった。

1805年生まれのアンデルセン
1918年生まれのいわさきちひろ

そして現代の若き女性作曲である
もうひとりのちひろさん、轟千尋さんも
いわさきちひろさんのファンだそう。

何か深い繋がりを感じて
演奏にもいつも熱が入る。

私にとって宝物の演目となった。


そして2部。
舞台の右端で待機していた娘のクラスの子達が
C’est nous !セ ヌー( 私たちの番!)と
囁きあって興奮している。

彼らの作品「魔術師の弟子ベルトラン」が始まった。



皆、バンジャマンから教わった通りに
ゆっくりと
天や丸(フランス語ではvirgule ,と Point . )で数秒待ち
イントネーションもつけて
上手に読んでいる!

娘が指揮をとってくれ音楽隊もバッチリ!
マジックのシーンも上手くいった。


最後は舞台中央にクラス全員が集合
拍手喝采に嬉しそうな子供達

こうして大成功で2公演が終わった。
本番後に質問コーナーを設け
子供達と一緒に楽しく答える。

担任の先生や他のクラスの先生方にも
とても喜んで頂いた。

一緒に舞台に立った子供達のキラキラした瞳を見て
このプロジェクトをして良かったーーと
私もじわじわ感動していた。







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