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愛の俳句

恋人たちの日、
バレンタインデー。
日本ではチョコレートを贈り合う日に
なったけれど
フランスでは
男性が女性に花を贈ったり
サービスをするのが定番だ。

我が家では
今年のバレンタインデーには
私がレストランをして
パパとママを招待する!と
娘が張り切ってくれた。

レストランユメザへようこそ


娘の作った前菜


メインはイタリアのお土産に貰っていた
ハートのパスタ、
帆立のクリームソースは
夫作。

デザートはガトーショコラ、
カスタードクリームがけ。

すべて美味しく頂いた。

(私?食べるの専門)

娘の作ったメニューによると
飲み物や料理の料金は
ズバリ褒め言葉。

デザートは褒め言葉を5つ、
飲み物は3つ言い合うというルールだ。

確かに褒め合うには
まずお互いを観察して
良いところを探し合わねばならない。

彼女はなかなかのセラピストなのである。

私はもっぱら
料理を褒め称えた。

夫は私を見て笑いをこらえ
褒め言葉を探している。

だって私はすでにお風呂上がり、
パジャマですっぴん‥。
こんなことならお洒落をすれば良かった!


さて私たち夫婦よりも
ずっとロマンチックだった
娘の今年のバレンタイン。

今週から冬休みなので
先週、早めに好きな男の子に
ハートの折り紙と詩をつけて
チョコレートをあげた。
準備にそれはそれは大騒ぎしていた。

そしたら数日後、
こんなに可愛いボンボンを貰ってきた。
一緒に貰った赤い画用紙には
なんと、愛の俳句が書いてある。

君は可愛い
とても可愛い
バレンタインって楽しいね

というような内容。

一緒に図書館の俳句コンクールに参加して
ふたりで学級委員をしていて
仲良くなったんですってーー。

あらー可愛いー
やだー青春ー

と、はしゃぐ母を横目に
無言のパパ‥

先が思いやられる。





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