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猫劇場の舞台で

猫の看板が目印の
Théâtre des chartreux という劇場で
紙芝居コンサートをしてきた。

Chartreux シャルトルーというのは
マルセイユ4区にある地区の名前で
中にChat(シャ=猫)が入っている言葉遊びなのだそう。

看板も


ドアにも猫がたくさん
ロビーには
猫の絵本が置かれている

小さなアップライトピアノと紙芝居の舞台が
なんだかレトロで良い感じ。
この舞台で
2月28日から4日間に渡り6公演!

なかなかハードな、
すごーく貴重な体験をさせてもらった。


私の紙芝居パートナー、ベンことバンジャマン

劇場を経営している
エリックとキャロリーヌというご夫妻、
彼らの娘さんリュネルと一緒に
午前の部と午後の部の間に
猫雑談をしながら
賄いのランチを食べていたら
「うちの猫見なかった?!」と
近所のお兄さんが駆け込んできた。


その時私は
クラピッシュ監督の
猫が行方不明という映画を思い出した。
90年代のパリ、まさに当時の私が
憧れていた世界だ。

おしゃれなパリとは違うマルセイユだけれど
ドタバタした、でも意外に優しく人情深い
フランス人たちの世界で
舞台を作っているのを
嬉しく思った。

お腹に赤ちゃんがいるから心配していた
この猫は
ちゃんと後で見つかったそうで安心した。

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