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役に立たなきゃダメ?頑張ってないとダメ?「お母さん、そのまんまのわたしはダメな子?」

塾の講師、家庭教師、児童保護所、小学校教員、フリースクール、
子育て支援センター…

気がつけば、これまでにあらゆる年代、あらゆる家庭環境の子供たちと関わってきた。

そんな経験を通して、これまで謎だったところが最近見えてきた

「なんで自己肯定感が低いんだろう?」
「どうして自己主張が苦手なんだろう?」
「なぜ死にたいなんて思ってしまうんだろう?」
「どうしてコミュニケーションがうまく取れないんだろう?」

小学校の子供たちをみているときには気づかなかった。
中学生と接していても謎は深まるばかり。
小学校入学前の子供たちと遊んでいたときも謎だった。

なんでこうなっちゃうの?

問題の種はものごころつかないうちに蒔かれている

結論からいうと、
小学校の段階で起きてくる問題、
中学校段階で頭を抱える悩みやトラブル、
はたまた大人になってからもずっと付きまとう自己価値の低さ

みたいなものは、全部そのときの問題ではなく、
もっともっとず〜〜〜っと前の段階で種が植えられてしまってる
わけなのです。

その問題の種から芽が出るのが、
小学生なのか、中学なのか、はたまた高校や大学、大人になってからなのかは人それぞれ。

本人自身も蒔かれたことも気づかないうち、
蒔いた本人(親や身近な大人、先生)もよかれと思って
せっせと蒔いた種がある。

でも、その種が……
本人や周りを苦しめてしまう種だとしたら?

どんな種を蒔くか、与えてあげるか、
いや、そもそももうすでに”その子の種”をもって生まれてきているのだから、大人たちの役割はその種がすくすく伸びていける
環境を整えてあげるだけでいいのだ。


しゃべれない段階から潜在意識に刻まれる呪いのワード

ある日、わたしが朝出勤すると、
1歳ちょっとの男の子が手を伸ばして、抱っこをせがんできた。
眉毛はハの字、目には切なさを滲ませて。

抱っこしてあげようと手を伸ばしたとき、

「◯◯くん、自分で歩いていきましょう、歩けるもんね。」

とのベテラン保育士さんの声が飛んできた。


私は伸ばした手を引っ込める。
胸にキュッと痛みが走り、背中にサーッと寒いものが通っていった。

こんなまだしゃべれない、生まれて人生たかだか1年ちょっとの段階で、
もう甘えちゃいけないの?甘えさせてくれないの?
自分で歩かなくっちゃいけないの?

そしたら、いったいいつ甘えたらいいの?

こういった経験は欠乏として記憶される。
穴は残る。
愛情を求めても得られなかったと、ぽっかりと。


大人たちは、それがよかれと思って、
「危ないからダメ」
「今はそれする時間じゃない」
「ちゃんと食べないとごはんなくなるよ」
「お片付けしない子はもう遊べません」

なんて言葉で”いい子”に育てようとする。

でも、こういった否定のワードって恐ろしくって、
まだ言葉がしゃべれない段階のうちに、
潜在意識には言葉として刻まれまくってしまう。

それが呪いのように、大きくなってからも
◯◯してはいけないと呪縛のようにその人を苦しめることになるの…


「いい子」の呪縛

どういうことかというと、
気づかない内に潜在意識に呪いワードを埋め込まれてしまうと、

大きくなっても、

「甘えちゃいけない」
「一人で頑張らないといけない」
「言いたいことを我慢する(本音を言っちゃいけない)」
「自分勝手はよくない」

こんなブレーキがかかってしまう。

本来、いいことをしたり、悪いことをしたりしても、
”あなたはあなた”であり”わたしはわたし”。

それがまだ幼少期の脳も心も柔らかいスポンジのような段階で、
いいことをしたら→いい子
悪いことをしたら→悪い子

といった紐付けがされてしまっていることが大問題

この紐付けがされてしまうと、大人になっても、
間違いやミスをしてしまったときに自分は”ダメ人間”に
変換されてしまうの。

ミスしたことや叱られたことと、
自分自身の価値とは本当は別物なのに。

”困った子”を自ら作り出して困っている大人たち

わたしから見ると、
今の日本の教育ってまだまだコントのようなことをしているように思う。

笑ってみんな幸せになるコントならいいんだけど、
不幸や悲劇につながるコントだからいただけない…。

ほんとは、その子がそのまんまでいられる環境をつくってあげたらいいだけ。

でも、つくるのはルールやきまりや枠組みばかりで、
それがあるばっかりに、
子供たちも先生も親御さんもますます窮屈になっている。

ルールやきまりが増えれば増えるほど、
それに対するジャッジをしなければいけなくなる。

そうなると、
あれしちゃだめ、これもだめ、それもだめになって、
ジャッジが仕事みたいになってしまう。

本来は、”困った子”や”問題児”なんて一人もいないはずなのに、
これらのルールや枠があるばっかりに、
そこから外れる子はみんな”困った子”になってしまうのだ。

困った子が見つかると、またルールが増えるという、
恐ろしいシステム…。

自分達で”困った子”をつくり出しているだけなのに。


ラジオ感覚オンライン講座のご紹介


日本の教育はどうなってしまうのか?
本当に危機感を感じる。
教育は国の未来だ。

でも、保育士さんや先生を責めることはできない。
先生たちは先生たちで、上から降りてくる枠組みや規定に沿って、
一生懸命頑張っている。

でも、先に書いたように、頑張る方向がそもそも間違っているのが悲劇

今の枠組みを守ることに一生懸命になっても
結局、子供も、親御さんも、先生も幸せにはならない。

むしろ、どんどん遠ざかっていってしまう。


じゃあ、どうしたらいいのか?
まだ答えなんて見つかっていないけど、
どうしても伝えずにはいられなくなって、
音声動画を収録したオンライン講座をつくってみた。

こちらでは、二つをご紹介。

どちらも音声のみなので、ラジオ感覚で聞いてもらって大丈夫
家事をしながら、通勤の車の中、送り迎えの待ち時間…
画面を目で追う必要はなく気軽に聞いてもらえたら嬉しい限り。


1:無料コンテンツ

子供をほめるとコントロールするは紙一重!
〜誕生日&占星術からわかるタイプ別ズキュンと響くほめ方のすすめ〜

1 はじめに
 ・ほめることって本当にいいこと?

2 何のため?
 ・ほめることで生まれるもの、失われるもの
 ・子供をほめることで実はコントロールしまくっている大人たち
 ・何のためにほめるのか?

3 タイプ別ほめ方のすすめ
 ・その子のタイプによって響くほめ方は激変する
 ・誕生日でわかる12タイプ、あなたはどの魔法使い?
 ・ホスピタリティグループに響くほめ方
 ・叶えるグループに響くほめ方
 ・アイディアグループに響くほめ方
 ・占星術からみるタイプの違いと響くほめ方

4 おわりに
 ・セルフイメージのつくられ方

↓ 講座詳細はこちらから。


2:有料コンテンツ

【いい子なんて育てるな!】
大人が頭で考えれば考えるほど子育てはおかしく不自然になっていく

1 はじめに
 ・”いい子”を育てて”いい社会”になってるの?

2 させないことの恐ろしさ
 ・誰のためのルール?
 ・脳に刻み込まれる言葉たち

3 親も子供も幸せで楽ちんなこれからの教育
 ・幸せなお金持ちがこっそりしている子育て法

4 幸せの国デンマークの教育
 ・ファンタジーを奪ってはいけない

5 管理でもコントロールでもない大人の役割
 ・その子のままでいられる場所
 ・奇跡のトマト

6 おわりに

↓ 講座詳細はこちらから。


話すのがね…なにぶんあまり得意ではないもので…。

声や音声って、心地よさを感じるテンポやトーンて人それぞれ違う。
無料コンテンツからまずは聞いてみて、相性を感じ取ってもらえたらと。


それぞれの講座は、YouTubeにて紹介もしています。
こういうしゃべりとテンポでやらせてもろてます〜。


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