子育て: 価値観を押しつけない努力

国立科学博物館に小6の娘と出かけてきました。
彼女の好きな「石もの」の展示会("宝石-地球がうみだすキセキ")が6/19まで行われています。
素晴らしい展示会でした。

***
こんにちは、小林恵梨子です。
お手持ちの服でのコーディネート提案であなたの毎日を豊かにするファッションプラットフォームアプリ「ミニスタ®」の立ち上げ奮闘中です。

noteではファッションのことを中心に、プライベートや普段考えていることなどを書いています。
***

小さな時から旅先で決まってクリスタルやローズクォーツなどの半貴石を買う娘。
それはミュージアムだったり、鍾乳洞のギフトショップだったり、さらにはフリーマーケットなどでも!
特に詳しいとかではなく、ただただ心惹かれている様子。
パワーストーンのお店を見かけた日には、高確率で吸い込まれていきます。

私といえば全く興味がなく、でも彼女が気になるならばとできる限りお付き合いしています。
いわばショッピングする彼女をひたすら待つ男子の気分です。
(子どもの頃から女子っぽい遊び-人形やおまじない、占い-の類に興味がなかった。。。おままごとは唯一できた!そして大人になりもっと楽しめるように♡)

品定め中

素晴らしい展示の後は、お約束のギフトショップ。
展示の原石を見ながら、しきりに「これほしいなぁ」とつぶやいていた彼女。
(ママは大ぶりのジュエリーやティアラが欲しいぞ。)

展示場より滞在時間の長いながーい、石選び。
横からそっとその真剣な眼差しを見つつ出費を覚悟し、お財布を握りしめる私。

お、ついに決めた模様。
私を探すその手には、5センチくらいの大きさのキラキラする原石が握られています。
人を避けた場所で彼女のかわいい交渉がスタート。

娘「ママ、これがいいんだけど・・・買ってくれる?」
私「キレイだね。キラキラしてる。他の石と比べてどこが好きなの?」

と、彼女にプレゼンをさせる私w
ふむふむなるほど。
そして聞きながらさらに追い打ちを。

私「他にもたくさんあったじゃない?本当にこれがいいの?」
娘「他にもあったんだけど、それは誰かが持っていっちゃった。でも実はあとひとつ気になっている石があるの。」

そういうなり、ダッシュで取りに行く彼女。
なにせここは石好きのみなさまが、展示鑑賞後にドーパミンを大放出しながら集まるギフトショップ。
急がねば。

もう一つ、こちらもキレイな原石を手に持ち、キラキラと反射させながら必死のプレゼンをする彼女。

娘「どっちにしようかなぁ。」

まだ私は買ってあげるとも言っておらず、ただひたすら2つの石についてのプレゼンを聞いているだけ。

でも彼女は必死に考え、結局最初の石に決めました。そして、

娘「ママ、お願い、これ買ってくれる?」

きっと皆さんお察しだと思いますが、ここで私はこう言いますよね。

私「ふたつとも買っていいよ。」
娘「え!?いいの!?ーーーママ大好き!!!!!」

もはやこの言葉を聞くために仕込んだとしか思えない私 ( ̄ー ̄)ニヤリ

というのは置いておいて。

石に興味がないのは私で、彼女はとても気になっている。
普段物欲もなく(食欲はある)、正直クリスマスや誕生日のギフト選びが大変なほど。
だから余計に彼女の気になるものは一緒に体験したい。

「そんな石なんて、買って何になるの?」などと自分の価値観を押しつけない。
心を開いて傾聴してみる。
彼女の必死のプレゼンを、なるべく肯定しながら聞いてみる。

大人の私だってたまにお買物で失敗することもあります。
こんな機会が、彼女のWHY(なぜ良いと思うのか)を深掘り、ものごとを自分で選択しなければならなくなる時の準備となれば良いじゃないですか。
だから私は、できる限り自分の価値観を彼女に押しつけないよう努力しています。

さすがに600万円を超えるアンモナイトの貴石化した化石が欲しいと言われた時はNOと言いましたけども。

展示コーナーの1つに、あまり有名ではない石の展示がありました。
(流通量やアクセサリーにした時の堅牢性が低く、一部のコレクターの中でしか知られていない石らしいです。)
そこで娘が大興奮。

娘「ママ、オーストラリアで買った石、これだよ!珍しい石だから高いんだって価格交渉に時間がかかったやつ。本当にそうだったのかなって後で調べたもん!今この石見て名前思い出した!」

え!? お嬢さん価格交渉もしてたの?笑
全然記憶になかったので(ごめん)、自宅に戻り見せてくれました。

ジュエリーデザイナーとか鑑定師とかの職業もほのめかしたものの、彼女は「現場で採掘」してみたいそう。
私が若い時にナミビアで小さなガーネットなどの石のかけらをたくさん拾った話を覚えているのかもしれません。
原石を採掘するツアーもあるそうで、←リサーチ済みらしい
彼女との約束事リストに加えました。

豪華なジュエリーセクションにも心惹かれましたが、私の心をさらったのはこの色別のジェムの展示ボード。
(ギフトショップで55万円で簡易版が販売されていました。)

今回はとりあえずその簡易版のポストカードをおかーさんは買いましたさ。
娘の石とは桁が違うかわいい自分へのギフト♡

あら。
今日のnoteはその展示場の中で起こった事を書こうと思っていたのですが、前置きの「子どもの-好き-を尊重する」が長くなってしまいました。

明日また続きを書きますね。


#子どもに教えられたこと

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?