見出し画像

もしも現代のクリエイターに古墳作成を依頼するとしたら

もしも、私が古墳を企画することになったら…

埴輪は鹿児島睦さん

この方の作品は少女趣味のようではあるけど、どことなくシンボリックな要素を感じることがある
特に立体の作品は楽しい
そう。埴輪はシンボルの一つであり、可愛らしい感覚であることが大切
いくつか鹿児島さんの作品を部屋に置いているのだが、代表作の黄色い鳥やウサギの花器は埴輪に最適


須恵器や土師器は五十嵐元治さん

福島の会津で磁器を作っていらっしゃいます
この方の作る器は、まるで判を押したように正確な形とエッジの効いたフォルムが美しい
神聖な食事を盛り付ける役割として最適


そして、棺デザインと製作は…と、色々巡らせていたら、古墳はお墓と葬儀の象徴だと気付いた。
新世界では死者のエネルギーは転生して循環しているから、お墓に留まる必要はないし、物に宿っているわけではない。物はあくまでシンボルに過ぎず、魂との交流を図るための鍵穴でしかない。

もう、物質的シンボルの時代は終焉を迎える
その象徴として原初のお墓である古墳は役割を終える
永遠に姿を留めるという役割を終える
葬儀という形式的な儀式も不要

これからは、それぞれの魂を経由してシンボルを受け取り、情報にアクセスできるということを思い出す時代。
古墳時代には容易に高次の情報源にアクセスできる人が民族を統治していた。
だが、実は統治されていた人々もアクセスできていたから、個々の能力を活かした役割を与えることで豊かな循環を生み出していた。

ある時から、どこかからともなく所有や勝ち負けの概念を強めるエネルギーが入り込んできた。
自信を無くした人々は、特別さを感じられる人を拠り所に社会を形成していった。

もう、そのような過去のエネルギーは宇宙に返す時が来たのだ。
二千年近くの時を経て、ようやく自分に繋がるという最も合理的で、最も経済的で、最もバランスがとれたエネルギー源に繋がることができる時代になった。
本当の日本民族の姿に戻るときだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?