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♯2 『もりのなか』 マリー・ホール・エッツ 文・絵 / まさき るりこ 訳(福音館書店 1963年)

しいたけさん占いが結構好きなのですが、更新は毎週月曜日。ちょうど1週間前の月曜日に新月にあやかってスタートしたerikiの絵本棚も、同じく毎週月曜日を更新日にしてみたいと思います。

♯2 『もりのなか』  マリー・ホール・エッツ 文・絵 / まさき るりこ 訳(福音館書店 1963年)

#2もりのなか_バナー

もりのなかへ出かける男の子と、次から次へと動物たちが「ひと芸」披露し、男の子のさんぽについてきます。ひとやすみし、はんかちおとしをし、ろんどんばし おちたをし、最後にはかくれんぼう。おにになったぼくが「もういいかい!」目をあけると…

1963年に出版された絵本ですが、「古さ」を感じさせることなく、むしろ白黒で描かれているからこそ、子どもたちの無限の遊び(=想像)の世界が広がっていきます。時を経ても「古びない」、絵本のすごいところ。

子どもたちにとって、物語の世界へ行って帰ってくることはとても大事な要素。この『もりのなか』では、お父さんがお迎えにくることで「安心して」冒険を終えることができます。わたしはこのお父さんが大好きです。「もりのなかの冒険」を一生懸命に話す男の子に耳を傾け、否定することなく自然に受け止め、「きっと、またこんどまでまっててくれるよ」の言葉。

繰り返しのリズムも心地よく、小さいころから親しむことができることも魅力的です。ちなみに…夏に5ヶ月の男の子、冬に8ヶ月の男の子に読み聞かせの機会を頂いたときに、『もりのなか』を選びました。「読んであげるなら:2才から」と記載があるので、少し時期尚早かな?と迷いましたが、いざよんでみると、2人とも絵をじっくりと眺めていたことが印象的でした。

作者のマリー・ホール・エッツ は1895年アメリカのウィスコン州生まれ。幼少期に動物たちと親しんだことが、この絵本の誕生に繋がっているかもしれませんね。

実は、続編『またもりへ』があります。
わいわい がやがや 騒がしいもりへみにいくと…

わたし、うさぎが気になるんですよねぇ。

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「どうして絵本が好きなんですか?」や「なぜnoteで発信するのですか?」は、▼ここに書いてみました。
もしよかったら覗いてみてください。



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