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企業リクルートサイトは学生のニーズにすべて応えられるか?

はじめに

今の学生さんは、非常に詳しくWEBを検索します。企業の採用サイトだけでなく、どんな人がいそうか、規模は、雰囲気は、自分に合っているか、ワークライフバランスは、評判は、など。

口コミや評価サイトも含め、以下の様に多くのソースを参考にしていると思われます。

学生さんが企業情報を収集する際の情報源

企業の採用サイト

企業理念、事業内容、福利厚生、採用情報など公式として収集します。

評価サイト

企業の評判や労働環境などを客観的に評価した情報が掲載されます。しかし個人投稿によるものもあり真偽が定かでない場合もあります。

SNS

公式が発信する企業の日常や活動を収集したり、キーワード検索やハッシュタグ・ローカルスポットで最新情報を収集します。

口コミサイト

企業の評判や、実際に働いていた社員と思われる体験談が掲示板に匿名で掲載されることがあります。真偽が定かでない場合もあります。

就職情報サイト

複数の企業情報を比較検討できるポータルサイトがあります。エントリーとして活用する企業も多いため、比較的公式に近い情報を得ることができます。

就職イベント

合同就職説明会など、企業担当者と直接交流できるリアルの機会であり、ヒヤリングが重要な情報収集になります。

企業のリクルート情報は学生のニーズにすべて応えられるか?

就職を考える学生さんにとって、企業サイトの情報だけがすべてではありません。第三者の評価や口コミもあり、実際とは異なる情報もあるかもしれませんが、それも含めて自分とマッチするかどうかを判断していきます。

そうして一度世にでた情報を、企業がすべてコントロールすることは困難です。ただし情報発信を正しく継続していけば、ある程度一定の評価を保てる可能性があります。

企業が情報をコントロールするポイント

最新情報の管理

例えば、アクセスの多かった昨年の告知やイベントページが検索上位にきたりすることがあります。古くなっている情報はタイムスタンプや終了などと識別して、最新の情報があることを示す必要があります。

個人情報の管理 

採用サイトに役員でない個人名の掲載は避けることを推奨します。社員のプライバシー保護もあり、目的外の検索を防ぎます。

5W1Hの文章

ブログやSNSでは、冒頭に分かりやすく簡潔に、誰が、いつ、どこで、何を、どのように行ったのかなどを明確にすることを推奨します。検索にかかりやすくするだけでなく、表現が切り取って受け止められるのを防ぐ意味もあります。表現が媒体によって異ならないように、公式の情報は公式サイトだけにのせ、SNSではリンクをはる企業も多くあります。

正しいWEB構文

AIや検索エンジンは、同じランク・コンテンツであれば最適化されたWEBの構文を優先して読み取ります。見出し(H1 H2等)・概要(ディスクリプション)・本文(テキスト)などのブロック毎に適切に構築することで検索結果に出やすくなり、正しいコンテンツとして評価されます。

SNSポリシー作成

社内でソーシャルメディアポリシー・ルールを決め、禁止事項を決めて運用することが必要です。炎上などリスク対策も含みます。

まとめ

学生さんは様々な情報源から企業情報を収集し、自分にとって最適な会社を選ぼうとしています。企業は、継続的な情報発信を行い、すべてを伝えることはできなくても、様々な情報が世の中に存在していることを認識しながら、ニーズに応えていこうとする姿勢が重要です。意外と企業様はされていないことなのですが、時には貴社のエゴサーチをすることも必要です。

※イラスト生成:Canva



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