中小企業が主催するセミナーで失敗しないための3つのポイント
はじめに
中小企業がセミナーを主催・開催した場合の「失敗」とはおおよそ次のようなことを指します。
参加者がゼロ、または極端に少ない
開催したが、目的(申込、商談)につながらなかった
進行が諸々不備があり参加者からも不満があった
考えようによっては「失敗」でもなく、セミナー自体が初めての開催であったならば、もちろん最初からうまく行くわけはなく、今回はたまたまうまくいかなかっただけで、今後しっかりと対策をたてれば効果的なセミナーを実施できる可能性があります。
前向きにとらえ、次のセミナー(イベント)では「よくできた」「うまくいった」と思えるようになるためのステップとして3つのポイントを挙げます。
1 誰に来て欲しいか
まずは、自分たちの主催するセミナーに、誰が来て欲しいのかを考えましょう。
今の中心顧客はどんな人で、今回は具体的に誰にきてもらいたいとか、これまで一度も関心をもってもらえないあの方に来て欲しいとか、この人にぜひ紹介したいとか、その人の為になるにはどうすればいいかを想像します。
企画の仕事ではよく「ターゲット層を明確に」などといいますが、わざわざお越しになるのですから、狙う(ターゲット)ではなく、感謝の気持ちを込めましょう。
具体的な誰かでないのならば、できるだけ具体的な人物像を仮定します。
例:新しいサービスを望んでいる、市内で建設業の40代の経営者社長。
これは間違っていてもいいのです。できるだけ想像をすることがよいセミナーにつながります。
2 どんな内容を話すか
誰に来て欲しいかを明らかにしたら、次はミナーの内容(テーマ)を決めましょう。
テーマは、
自分たちが得意なこと
とても好きなこと
自信をもって提案できること
であればよいと思います。
その上で、
聞くとためになることか
聞くと役に立つことか
わざわざ時間をさいて来場頂くにふさわしいか
といったことを資料や講演内容・演出として考えていけばよいと思います。
むずかしいことでなく、「弊社からのおもてなしとは何か」という出発点でもよいです
3 参加者に何をして欲しいか
来て欲しい人に、
聞いて欲しいことを伝えたあとに
その後参加者にどんな行動をとって欲しいかを考えます。
「感謝の言葉をいってもらう」
でももちろんよいです。できれば
お礼をいただきつつ、別件の仕事の話になる。
資料を持って帰り、社内の担当部署に回覧してもらう。
資料の説明の機会をあらためていただく
などにつなげると良いと思います。
セミナー企画には目標設定が必要なので、具体的な見積数や受注案件を挙げ、もちろん達成できればいいですが、セミナー開催はきっかけづくりであることを意識してください。
まとめ
これらのことは、セミナーにかぎらず、実は「WEBサイト」や「集客チラシ」でも同じ事です。
誰に伝えたい、これを伝えたい、そして聞いた人にこれをして欲しい
こんな想像をしながら楽しくセミナーを企画してみて下さい
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