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ハイブリッドセミナーで可能な高付加価値

同じセミナーを、リアルな会場とオンライン配信で同時実施した場合に、それぞれの参加者・視聴者に対して、異なった価値を提供することができる可能性がある、という記事です。

これまでは、参加手段として、満席のための対応として、コロナ渦のときはリスク対策として、セミナーはリアルとオンラインを提供していたと思いますが、

それぞれの形態で参加をする顧客にとって、主催者は異なる価値が提供できるのではないかと考えました。

セミナーの内容や、セミナーを受講するという行為は同じですが、セミナーの内容から知見を得る、という体験だけでははく、受講を通じて得られるものやことが、それぞれの参加手段によって、よりよいものに昇華できるのではないか、と考えました。

いわゆるVIPの待遇や特典をセミナーにつけてみてはどうかというアイデアです。

セミナーで、リアル・オンラインそれぞれの参加者に提供できる体験や付加価値の例

※アイデアとしての事例であり現実に起こっているかどうか示すものではありません。


リアルでは生の声がきける
オンラインでは副音声解説をつける

  • リアル参加者は記念グッズ進呈

  • オンライン参加者はクーポン券ダウンロード

  • リアル参加者は現地で10分間個別相談実施

  • オンライン参加者はzoom無料コンサル1時間予約可能

  • リアル参加者は持参した色紙にサイン可能

  • オンライン参加者はNFTでオリジナルID発行

  • リアル参加者は直接握手ができる

  • オンライン参加者は握手をしているゲストの目線をオンラインで視聴できる

  • リアルでは講師とワークセッションができる

  • オンラインではグループワークで個別のレッスンができる

  • リアルでは講師がセミナーをする

  • オンラインではグループセッションでサブインストラクターからアドバイスをきける。

  • リアルでは講師がキャンペーンの説明をする

  • オンラインでは常に相談アドバイザーが個別で待機しており、視聴者の希望するタイミングで個別の相談ルームに入れる

  • リアルでは会場で新商品の試食ができる

  • オンラインでは新商品の無料試食クーポン券がもらえる。

  • リアルではライブ演奏を聞ける

  • オンラインでは背景からの演奏等、独自の映像がみれる

  • リアルでは講師の説明をきく

  • オンラインでは講師の話がリアル字幕としてブラウザのディスプレイに登場し、テキストをコピー可能にできる(たとえば音声認識文字をGoogleドキュメントで共有)


エンタメ系ではすこしずつ増えている、提案価値体験だと思います。同じコンテンツを手段を変えて提供するだけではなく、元は同じコンテンツであるけれども、それぞれどちらにもない違う体験をしてもらおうというものです。これまで、リアル体験を最高到達点としてきたものを、オンラインがそれを上回るように考えていくアイデアです。

まとめ

リアル・オンラインどちらを受けた方が得であるとか、リアルで行けないからオンライン配信を、ということではなく、それぞれ別の体験として提案してみては、というものです。二日間ある場合、1日はリアルで、2日目は配信で、というリピートの参加者もいらっしゃるかもしれません。オンラインの可能性を最大限に発揮しているハイブリッドセミナーはまだ少ないと思います。2種類を同時に開催することの効果を出すために、ぜひ高付加価値の企画を狙ってみてください。

イラスト:Canva


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