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結婚式最終日、今日も歌いました@Wan

今日は結婚式3日目、最終日。

まず会場に行ってゲストに挨拶して、新婦の家に向かう。新婦はこの日で家を出ることになるので、家族に別れを告げる儀式を行う。涙涙のセレモニー。


それから車に分乗し、新郎新婦車を先頭に会場へ向かう。

「結婚式ですよ〜!」と知らせるために、全車が絶え間なくクラクションを鳴らし、窓から布を出して風になびかせる。窓から上半身を出して盛り立てる。

窓から乗り出す乗り出す



ものすごい騒音、蛇行運転、それで気分を盛り上げるのだろう。暴走族的発想だ。

再び会場に戻ると、食事が提供される。米と羊肉煮込み、これが結婚式料理の定番だ。

結婚式定食
米、羊肉煮込み、ジャジク(ヨーグルトスープ)



会場の席は男性と女性に分かれていて、食事は男性に先に提供され、だいたい食べ終えると女性に提供される。

食べている間、「誰がいくら祝儀を渡したか」というのを読み上げるセレモニーが始まる。全部。全部晒し上げだ。金額をはね上げるには良い仕掛けだ。

祝儀の金額晒し上げの儀



2時間ぐらい続いたんじゃないだろうか。風が吹くし気温下がるし雨も降ってくるし風邪をひくかと思った。

やっとこさ、その退屈なセレモニーが終わると、太陽が出てきて、Govend(踊り)の環境が整った。

今日もほぼ全ての踊りに参加し、昨日新しく覚えたものの復習ができてとても良かった。Govend楽しい大好き!

Govend クルドの踊り
地域によって様々な踊りがある



2〜3時間ほど経ったころ、一旦踊りは休憩。そのとき、バンドの人たちが、「良かったら一曲歌ってください」と誘いにきてくれた。

踊りのための歌ではなくて、インターバルでみんなが休憩中に歌う歌だ。

アイシェが「Ay Dilberêがいい」と言ってくれたので、それを歌うことにした。

ステージに上がって歌い始めると、皆がステージの方に集まってきて、動画を撮ったり、一緒に歌ったり、とても良い雰囲気を作ってくれて、本当に心地よく歌うことができた。

Ay dilberêを歌う



歌い終わると、大歓声があがった。横浜アリーナか武道館かなと思った。自分でも珍しく良く歌えたと思ったので、めちゃくちゃ嬉しかった。

ステージから降りると、「エリカ、本当に素敵だった!」「一緒に写真撮って!」と、大勢の子供たちが集まってきた。一瞬、子供たちのヒーローになった。そんな日。

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