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Dersîmで想う 「希望を捨てず声をあげよう」

「祖国の不可分の一体性」を最も主張した人々がこの国を分断した。私たちの側では兄弟愛の嘘は明らかです。
私たちは同じように感じておらず、日に日にあなたから遠ざかっています。下のサインは「自分の運命は自分で決める」という意志の表れだと思いませんか?

Mikail Aslan twitter 5/28 22:02
地域ごとの対立候補の得票率
上位はすべてクルディスタン

原文
En çok da "vatanın bölünmez bütünlüğünü" ağzına sakız edenler böldü bu memleketi. Kardeşlik yalanı bizden taraf açık ve net.
Aynı şeyleri hissetmiyoruz ve her geçen gün uzaklaşıyoruz sizden. Aşağıdaki tabela "kendi kaderini tayin etme" isteğinin dışa vurmuş hali değil mi sizce ?


大好きな音楽家Mikail AslanがTwitterに投稿していた文章だ。彼の故郷はDersîm。自由に音楽活動ができないトルコを離れ、ドイツで暮らしている。

第一回投票で落胆した人々が第二回投票でのボイコットを表明する中、私の友人たちをはじめ多くの人が「声をあげよう」と言い続けていた。訪れる先々で交流した人たちが「あいつを追い出すんだ!」と話していた。ボイコットするということは、論理的には「どちらも支持しない」という意志の表明ではあるが、同時に、現職が有利になるように操作されていることが明らかなこの国の選挙においては現職の続投を支持することに直結する。

トルコリラは紙クズと化した。毎日の生活は苦しい。イスラム化が加速した。言論と表現の自由はない。「自分の運命は自分で決める」今回の機会に希望をたくし、多くの人が団結した。

友人たちが希望を持って暮らせる国へと変わっていくために、どうか奇跡が起こりますように、と強く願いながら動向をつぶさに見守っていた。

奇跡は起こらなかった。「希望を捨てず声をあげよう」言い続けていた友人たちのことを想う。彼らになんと言えばいい?

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