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脳内バグから生まれるコミュニケーション@イスタンブール

昨夜、「イスタンブールで生きる従兄弟」Cevdet兄さんに初対面したので、今日は彼の職場である国立考古学博物館に行ってみることにした。



Cevdet兄さんの連絡先を一切知らなかったので、「行くで〜」と伝えられず残念だったけど、膨大な所蔵品の数々をじっくり見て回れてとても良かった。

後でCevdetにいさんとインスタで繋がることができたのでメッセージを送ると、「なんで言わんかったんや〜!今日は別のとこ行っとったがな〜知ってたら絶対行ったのに〜!」と心の声が飛んできた。にいちゃん!優しい!

「いや、これが兄ちゃんかな?って思って挨拶したんやけど」

Cevdetにいさん、、、?



と言うと、バカウケしていたので今日もまた非常に良い一日だった。

あ、まだもう少しある。

軽く夕食を、と思い家の近くにあるカフェに入った。飲み物を持ってきてくれたときに、

「Gelek spas」と不意に出てしまった。時々脳内の交通整理がバグってクルド語が出る。しょうがない。

すると、その店員さんの表情がパッと切り替わり、「きみ、Geverの結婚式で歌ってた人やんなぁ?インスタで見たで!」と話しかけてくれる。

昨年、およばれした結婚式で、たいして歌えもしないのにけしかけられてちょこっと歌った動画がスーパーバイラルになったのだ。恥ずい。

「僕もGeverやねん!君の名前なんやったっけ?嬉しいなぁ〜!何飲む?チャイとかコーヒーとか飲んで飲んで!」アツくもてなしてもらう。

「僕んちにも来てや〜」
「ほんまありがとう!明日からAmedに行きますねん」
「うわぁ〜そらええなぁ!Geverも行く?」
「もちろん、Geverは私の街やから!」
「そら嬉しいなぁ!僕もDoskîやで!」
「えー!あんたもDoskîかいな!」
「せやで!Serdar Cananは親戚やで。イスタンブール帰ってきたら絶対また来てや〜!」

Doskîというのは部族の名前。クルド社会では部族意識が強くて、何よりも強固な縁だ。

脳内のバグから始まり、店員さんがセルダルさんの遠戚だったというところにつながって、これまた愉快な一日だった。明日は北クルディスタンの首都、Amedへ!

民族音楽学の研究者であり、2023年2月の震災の復興のために尽力しているBerîvanを訪ねる。この人の家はまたカオスやで〜!

無数の人々が転がるBerîvanちの寝床

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