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ジーザスの村、5年ぶりの訪問@Amed-Firqe

ジーザスの幼馴染宅で朝ごはんをいただいた後、ジーザスの村へ向かう。30分ほど山の方へ向かって車を走らせると、景色と匂いがガラッと変化する。

到着すると懐かしい面々が迎えてくれた。

幼かったあの子もあの子もみんな成長して、「私たちみんな大きくなったでしょう!」と言う。かわいい!!うん!大きくなった!

ここのメインキャラクターはApê Genco。ジーザスのお父さんだ。Apê Gencoは山の方で何か作業しているらしく、娘たちがご飯を届けに行くというので着いていく。

軽い気持ちで着いていくと、ちょっとした登山だった。転がっていた変な草履をチョイスして失敗した。



出かける時に弁当でも持たせればいいのに、とつい考えてしまうけど、そういうことではないのだろう。羊肉の煮込み、ブルグル、サラダ、その場でチャイも沸かして、豪華な食事だ。

Apê Gencoのために食事の支度
右: Apê Genco



山から降りると夕食の準備。風呂窯一杯分ほどもある大量のブドウの葉っぱをきれいに広げていく。女性7〜8人で何時間もかけて。私も手伝う。

大量のぶどうの葉っぱ これ以外にもまだまだある
サルマを作る
これから牛の乳搾り
乳搾りの順番待ち



そうこうしていると夕方になって、牛が帰ってくると、お母さんが乳搾りをする。

育てる、作る、食べる、生きる。五年前と変わらない、とても根源的な、素朴な生活があった。

晩御飯の支度
鶏肉を焼く
サルマ、鶏肉焼いたやつ、スープ、絶品!
ジーザスんち
牛の乳搾りする部屋



一つだけ変わったことがある。テレビが導入されていた。

【備忘録&興味ある方向け】
この地域で覚えたクルド語

◉「本当?」
/標準: Rast e?
/ここ: Ne wisa?
「Ne wisa?」は、「標準クルド語」では、英語でいうところの付加疑問文「isn't it?」にあたる。この地域では、それに準ずる場合と、「そうなの?本当?」を表す場合があるようだ。

◉「示す」
/標準: Nîşan dan
/ ここ: Nîş dan
少し省略されるみたい。

◉「疲れる」
/ 標準: Westîyan
/ ここ: Reht
初めて聞く語!発音がめちゃくちゃ難しい。

◉「話す」
/ 標準: Axiftin が一般的なような
/ ここ: Xeberdan
Xeberdanも標準クルド語ではあるが、「talk」よりも「inform」のような意味合いが強いように思う。ここでは、talkは専らxeberdanだ。

◉「今」
/ 標準: niha
/ ここ: ana

◉「彼/彼女」
/ 標準: ew
/ ここ: wana
代名詞まで方言が!



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