台湾滞在日記 10/2 台風直撃かもしれない日
あちこち巡った前回の日記の翌日30日、台風18号が超大型台風に発達し台湾に上陸するのではという予報になり、10月1日から台南は「停班停課」になりました。停班停課とはいわゆる台風休みで、各県市政府が決定して政府機関や学校を休みにするという制度らしいです。調べてみたところ、電車などの公共交通機関は台風の状況次第で運休の部分もあれば運行している時間もありました。
私は北海道在住で台風の影響が少ないところなので伝聞でしかないですが、関東や関西に台風上陸の予報がある場合、電車は計画運休になるけど学校や会社はそれぞれの判断という感じ。最近は学校も休みになるのかしら。でも政府機関によって決定が下されるというのは良い判断基準ですよね。
10月1日の時点では台南は平和でまだ雨が降ったり止んだり、風もほとんど無くて、閉まっているお店はほぼ無くて街の景色もいつも通りという感じ。バイクも車も結構走っていました。
10月2日、これを書いているのが現在は16時過ぎ。見るたびに台風の上陸予測時刻や進路が少しずつ変わっているような。ずいぶんスピードがゆっくりみたいですね。
朝の段階ではまだ雨くらいだったので、断水と停電に備えて水や電気が無くても食べられる食料を少し買い足すかと思って買い出し。スーパー、ドラッグストア、コンビニも普通に開いてるし、飲食店も近隣は半分くらいは開いている印象。雨が結構降っているので、通行量はさすがにいつもの1/3くらいでしたね。
スーパーは野菜や豆腐、加工品、牛乳や豆乳などはすっからかんだけど、パンは普通にありました。日本だとパンから無くなりません?
現状そのままの勢いで上陸したら、樹木や木造家屋が吹っ飛び看板が落ちベランダの手すりがゆがむという風速50m/sの予報。滞在場所の外部分に出ている鉢植えやテラスの椅子などを室内に退避しました。ただ、周りの家を見たらいつもと変わらないんですよ。
今日はまだ早いってことかもしれないし、台南はあまり台風の被害がない地域らしいのですが、もしかしたら災害に対しての姿勢がそもそも日本の人とは全然違うのかもしれないですね。
私の印象ですが、日本だと周りを頼りにせずに自分の身は自分で守ろうという自己責任の精神が強くて、備えすぎるくらい万全にしておく事が多い気がします。台湾だと何かあったら皆んなで助け合うことが当たり前であるとか、行政が助けてくれるという安心感とか、そういうものがあるのかもしれません。完全に想像ですけど。
この後上陸と同時に台風が熱帯低気圧に変わるという予報も出ているので、思ったより被害は少なくて済むかもしれないですが、既に被害が出ている地域もあるようです。どうにか全土に大きな被害が出ないよう祈るばかりです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?