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美しき迎賓館赤坂離宮

#GWの過ごし方 #休日の過ごし方

息子も2歳になりました。
2020年の緊急事態宣言真っ只中に生まれ、去年(2021年)のGWも緊急事態宣言だったため、初めての自由なGW。
どこに出かけようといろいろ悩んだ結果、まずは赤坂迎賓館に行くことにしました。

本物を知ってほしい

もっと子どもが喜びそうなところたくさんあるだろう、とも思います。今まで、プレイパーク系もいろいろ行ってきたのですが、最近、プレイパーク系だと人見知りが強くてなかなか遊ばなくなってきてしまい。うーん、楽しめているのかな、親が勝手に子どもならこういう場所が喜ぶって決めつけているのかな、、、と悩んでいるところでした。

なので、今回は思い切って、"本物に触れる"をテーマに過ごすことに決定。屋内のパークなどではなく、のびのびと広い場所や名所に行ってみようとなりました。

赤坂迎賓館

正式名称は迎賓館赤坂離宮。
最寄りは四ツ谷駅です。駅から歩いて5分くらい。少し歩くと国宝でもある門構えが見えてきます。
参観料金は庭のみは300円、本館と庭は1500円です。


前庭・主庭・本館

前庭

普段、外側から見えているのが前庭です。
ひたすら広大な石畳のエリア。カフェスペースがあり、ドリンクを販売していました。また、限定でアフタヌーンティーも。いつか食べたいな。
GWでしたが、人もまばら。とても気持ちよかったです。
息子も思いっきり歩き回り楽しそうでした。

主庭

本館の裏にあるのが、主庭。
主庭に向かうとき、すぐ目に入ってくる噴水。
この噴水も国宝なんです。
噴水を囲むようにして様々な木々が植えられ、花が咲き、優雅な空間となっています。まさに都会のオアシスという言葉がぴったり。

本館

撮影禁止なので写真がないのが残念。

まず入って驚くのが中央階段・正面入口。見学の際の本館の入り口は正面玄関ではなく、脇の入り口となっているため廊下を歩いたあと、いきなり開けた場所が現れ、そこが正面玄関だと分かります。

正面入口の外側がこちら。前庭から建物を見たときの正面のドアです。

赤い絨毯、大理石、真っ白な壁、、、息を呑む美しさです。
まさに別世界〜。世界中のゲストをおもてなしする入り口がここだなんて、日本を誇りに思いました。

その後は階段を上り下りしながら、様々な部屋を見学します。私が気に入ったのは花鳥の間。
そこに飾られている七宝焼の鳥と花を描いた作品が素晴らしかった。もっとゆっくり見たかったです、笑

シャンデリア、ピアノ、カーテン、絨毯、天井画、豪華絢爛な装飾。とにかく美しくて、とても感動しました。上品な美しさで、あれだけ豪華なものが並んでいるのに少しもいやらしくない。どれも綺麗に管理が行き届いていて、チリ一つなく輝いていました。

息子の「すごーいねー!」が最高の宝物

見学は想像より所要時間が長く、飽きるかな?疲れちゃうかな?と途中から思っていたのですが、そんなことはなくひたすら興味津々に歩き回っていました。天井画もじっくり眺めて、動物を見つけては「ライオン!」などと叫んでいました。
たまに飛び出る「すごーいねー!」は彼の中での今の最高の驚きと感動の表現。これが聞けただけで、もう最高のGWです。来てよかった。

決して子ども向けじゃない。でも、家族みんなで楽しめるかも。

動物園でも水族館でもない、ディズニーランドでもない、公園みたいな遊具もない。子どもにはつまらない場所だと思います。息子もあと少し大きくなったら、つまらないって思うのかも。
だけど、2歳の今の息子のなんでも新鮮に見えるピュアな心には、迎賓館はとても響いたようです。
一緒に来れてよかった。またみんなで来たいと思える場所でした。
お庭だけだと300円で過ごせるのでこれからもたまに行ってリラックスしたいです。

たぶん覚えていない、だけど、価値観は感じてほしい

楽しそうにお庭で走り回ったり、本館の中をくるくる歩き回って興奮していた息子ですが、きっと2歳の記憶なんて曖昧なもの。大きくなって写真を見せても覚えていない可能性の方が高いと思います。
だけど、これからたくさんの場所に出かける中で、私達親が大事にしている価値観、「美しいものに触れてほしい、本物を知ってほしい、学びが楽しいと思ってほしい」という考えをベースに行く場所を考えていたこと、そのときそのときの息子の表情や反応を見ながら、次に出かけるとき息子の好きそうな場所はどこか、夜な夜ないろいろと話し合いながら決めたこと、こういうことは伝えられるといいな、と思っています。


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