ママ教員、我が子の中学校説明会で学んできました。
私は公立高校の教員で、今は県教育センターで生徒指導や教育相談の仕事をしています。
自分の子供の中学校入学に向けて、今日、中学校説明会に行って来ました。
中学校って、この時代にスマホ持ち込み禁止だからテレカ買えとか、髪はこう結べとか、指定の靴やカバンしかダメとか、昭和の香りがぷんぷんするなぁという印象でした。
確かに、今日の説明会でもそういう説明もありましたが、とてもポジティブな側面もあって感激しました。
その反面、参加していたママたちの反応は…。
印象に残ったことをお伝えしたいと思います。
校長先生のお話がとても素敵だった件
なんともフレキシブルです。
田舎では珍しいです。
実は校長先生は、私が10年弱前に教育センターで長期研究員だった時に指導主事としていらした先生でとてもお世話になりました。その時も、バリバリと仕事をこなす尊敬する先生でした。
説明会後、お声かけさせていただき、懐かしいね〜なんて少しお話しさせてもらいました。
すると、校長先生は
ジェンダーや多様性についても生徒に考えさせていくことも進めているなど、学校経営のビジョンの一部もお話しくださいました。
私は仕事柄、
「生徒指導提要、職員会議で要点だけでもシェアしてくれる管理職、素敵だなぁ〜でもどのぐらいいるのかなぁ〜」
なんて常日頃考えていたら、まさかこんなに近くに!!
しかも教職員のことも褒めるという。まさにリーダー。
とも。かっこよすぎです。
ママ友たちの反応
自転車通学のヘルメット。
今までは学校指定でしたが、あまり機能的なヘルメットではないため、これも各家庭で購入することに来年度から変更されました。色もデザインも自由に選んでいい、と。
フレキシブル〜!素敵!と私は感じました。
ところが、説明会後、ママ友たちは
と井戸端会議。
え?
そっかぁ、そう感じるのかぁ。
目から鱗。
いや〜、なかなか難しいですね。
厳しくしつけること、きっちり管理すること、それを望む保護者もまだまだたくさんいます。
教育サービスに慣れすぎて、自分の家のこと自分の子供のことが決められなくなっているのかな?
子供に自分で決めさせようとは思わないのかな?
子供に決めさせて何を選ぶかわからないのが不安なのかな?
疑問たくさん浮かびました。
質問ゼロだったのに…
ママ友達の井戸端会議を聞いていたら、長蛇の列が視野に入ってきました。
なんと、質問したい人達がたくさん、中学校の先生方のところに並んでいるのです。
え?
さっき全体会で質疑応答の時間あったよね。
その時質問ゼロだったよね。
質問内容も、小耳に挟んだものは、「それ全体会で言ってもらった方がみんな助かるやつ〜」というもの。
いや、そもそも「それ考えればわかるでしょ」というやつです。
要するに、
みんなの前では発言したくない
でも質問はしたい
だって自分じゃ決められないから答え欲しいし
何でもみんなと一緒がいいし
というわけです。
このあたりも、日本らしいというか何というか。
『先生、どうかみんなの前でほめないでください』を思い出しました。
保護者にも、改訂された生徒指導提要をわかってもらうことが必要そうです。
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