尾崎豊を探して 

【 尾崎豊を探して⠀】を観てきた。
TOHOシネマズで。

客席は満員に近いくらい埋まっていて
その事だけで少し嬉しかった。

近くに住んでる人の中でも、
尾崎さんを好きな人は沢山いるんだって。
足を運んで尾崎さんの映画をみようとする人が
近くに居るんだって。
熱い人が、熱い思いを持つ人を好きな人が
まだいるんだなって。

映画は、なんかライブ映像観てるような、
不思議な作品だった。
とらえどころがなくて、
映画に乗っていくことも出来なかったけど、
でも過去の映像の中にいる尾崎さんを
みて、色々喰らった。
生きることに必死って感じ。
自分が温いって自分が嫌になった。

ただ観てただけなのに
相当喰らっちゃって、
まだ頭がずしずししてる。

ただ流されてるだけなんじゃないの?
ちゃんと自分に向き合ってるの?
ただ感じてる振りして中身ないんじゃないの?
夢に一生懸命になれてるの?
人生について考えてるの?
誰かの考えをあたかも自分の考えにして
語ってるだけなんじゃないの?

ってずっと突きつけられてる感じ。


それまで生きた世界に疑問を持たせてくれたのは
私の場合、尾崎さんと窪塚洋介さんだった。

尾崎さんには
生き方とか愛とか在り方とか
そういうことについて
たくさんの疑問とか怒りとかもらって、
馬鹿みたいに考えるようになった。

でも甘いな、まだまだ。
今日この映画を見て、私は甘いって
超思った。
この人ほど真面目に考えられてないな、
誠実じゃないなって思った。

尾崎さんになる必要なんてないけど
尾崎さんが残したものから学ぶことはたくさんある。
ただの消費、じゃなくて
もっと考える。


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