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フランス ステップファミリー 複雑な子供の心

こんにちは。
南仏でゆるくミニマル生活をしているErikaです。

今日はフランスの離婚家庭の話を。

数年前に離婚し、元夫とともに親権を持ち、交互に子どもの世話をしている私。
現在はパートナーと一緒に暮らしております。
彼にも娘が1人おり、彼女は普段は母親と共に暮らし、バカンス中に父親の家である我が家に滞在します。

婚外子も多いフランスですので、大人のカップルのくっついたり離れたりも多く、様々な形のステップファミリーが存在し、うまくいってる家庭もあれば、そこそこ難しい家庭もあるでしょうし、本当に多種多様。

我が家は子どもたちも気が合い、仲良く遊んでますし、今のところ上手くいっているように思います。各親が基本的にそれぞれの子供たちの世話をするように、約束したわけではありませんが、そのようにしています。

とはいえ、我が義娘ちゃん。
結構複雑な環境で育っており、そんな中の彼女の発言で興味深いなと思った事が。

それは
お母さんの現在のパートナーの子どもを自分のdemi sœur と発言すること。
おそらく辞書的に日本語に訳すと腹違いもしくは種違いに該当すると思われます。彼女の場合は腹も種も違うので本来であればbelle sœur 義妹となるはず。
単なる間違いなのかもしれませんが、兄弟の嫁もBelle sœur と呼ぶので、それと混同しないようにしたのかなと。またより自分に近しい存在であることを表したいのかな、となんとなく推測しています。

また更に興味深いのが、彼女が母親のパートナーを私のdemi sœur のお父さんと表現していること。
母のパートナーというのは気が引けるのか、カップルが結婚していないから義父と呼べないのか。

子供の表現一つ取っても複雑な環境や心の内が垣間見えるようで、なんだ胸がぎゅっとなります。

喧嘩していがみ合う両親の元で育つより、別れて幸せに暮らしている親の元で育つ方が良いという風潮もありますが、実際にはどのような場合にしろ、きちんと子供に向き合う事が一番大切だなと、改めて心したエピソードでした。

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