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第46章 突然の出血

昨日、義両親に妊娠の報告をしたばかりだったのに。

朝、トイレに行くとおりものシートに血液が付いていた。
以前なら 今日は仕事からなぁ 次の休みに受診か とか 明日休み貰うか と 当日の朝に休みの連絡をするなんて考えられなかった。

でも、今の私はなんとしてでも守りたい生命がある。
迷うことなく職場に連絡。
休みを貰った。
そして病院に連絡して、受診した。

診察台に座り、経膣エコーが始まる。
ベビちゃんに何かあったらどうしよう…
心拍が確認できなかったら…

信じてる気持ちなんか、一瞬で崩れてしまう。

エコーを診ている医師の声が聞こえてきた。


"赤ちゃん 大丈夫ですよ”


ホッとした。

流産してからどうしても出血に敏感になってしまう。

診察室で話を聞く。
診断結果は絨毛膜下血腫*¹だった。

無理せず仕事を続けていいと説明を受けた。
が、職業柄おそらく無理をしてしまう。
しかも、今の部署のスタッフは ものすごくフォローしてくれている。
こんな中での出血。
何が出来てどんな事は注意が必要なのか、
私は医師に「母性健康管理指導事項連絡カード」*²を書いて貰い、職場に提出した。

8時間の労働時間、立ち仕事だったり職業柄どうしても力仕事をする場面もあり、夕方になるとお腹が張ってしまっていた。
それを医師に伝え、労働時間の短縮を連絡カードに記入してもらった。


*¹絨毛膜下血腫
妊娠初期や中期にみられる胎嚢の周りにみられる血液が溜まった部分のこと。
不正性器出血で気づき、超音波検査で診断される。
0.5%から22%ぐらいの妊娠で見られる。
多くは安静などで自然に消失すると言われていますが、一方で切迫流産に繋がる危険もあるとされています。

*² 母性健康管理指導事項連絡カード
医師等の女性労働者への指示事項を適切に事業主に伝達するためのツールです。働く妊産婦の方が医師等から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その指導内容が事業主の方に的確に伝えられるようにするために利用するものです。

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