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第21章 心の変化と職場環境

着床をした後は7日後の胎嚢が確認されるのを待つだけ。
この期間は1日がめちゃくちゃ長く感じた。

着床してくれたのは初めてで、一つ一つの体調の変化が気になり、ネットで調べては一喜一憂してしまう。
とにかく心が落ち着かなかった。

移植をした瞬間から気持ちはmamaだったけど、着床してくれたと分かると一層 気持ちが強くなった。
お腹に愛おしさを感じた。

身体的な変化は、眠気を感じたり、胸の張りを感じたり、だるさを感じた。
仕事以外は ほとんど寝てたかもしれない。

それから、匂いに敏感になった。
これが、仕事をするのに少しだけ大変だった。
配膳車の匂いがダメになり、オムツ交換は常に涙目、、、
最終的にビニールエプロンの匂いまで不快に感じる。
それでも、身体に負担にならない仕事は 今まで通りにやった。
夜勤も、今まで通りにやった。

ただ、身体が大きい人のオムツ交換や清拭、全介助の移動みたいにお腹に力が入る仕事、放射線を浴びる可能性がある検査出しや介助は代わって貰った。
これが甘えと捉えられたのか、、、
職場スタッフからの不満が耳に入るようになった。

そして、それがストレスに感じることが増えた。
今までなら処理できていたストレスの発散方法が分からなくなってしまった。


着床してくれたこの子を何とかして守りたいと思った私は、"働き方を変えたい”と師長に相談した。
ただでさえスタッフ不足で夜勤回数が多い現状。夜勤に入れる人数が足りないと思って、やっていた夜勤 、、、
"他のスタッフの負担になるのなら夜勤を制限したい”
"正規職員でそれが不可能であれば、パートになる”とまで伝えた。

前例がないため看護部に相談する と言われ、すぐに話は進まなかった。


今思えば、直接 看護部に伝えてまでも早く話を進めておけば良かったんだ、、、

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