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ピンクの象のことは考えないで!

「ピンクの象のことは考えないようにしてください。」

ピンクの象のことを考えてしまいます。

「だから、ピンクの象のことは考えないようにしてください。」

もはや頭の中はピンクの象でいっぱいです。もうピンクの象のことしか考えられません。


もう一つ違う例を。

レントゲンを撮るのに動かないでください。と言われます。

顔がかゆい~!!!

動かないでくださいね。

ぎゃ~かゆいかゆいかゆい!!!

無理無理もうダメ!!

そんなときどうしましょう。


ピンクの象(かゆみ)の代わりに、トルコ色の水玉模様のカモノハシを考えてみたらどうでしょう。

突拍子もない何か別のもの。


このアイデアには、何度も助けられました。

ずーっと痛めていた、ももの裏のハムストリングス。

いつも、痛いかな痛いかな、今日も痛いかな?と前屈をしながら、チェックしていました。

あーやっぱり今日も痛いな、整体に通ってもなかなか治りませんでした。

「痛みは生き方への警告」とアレクサンダーさんが言ったように、大事に扱いたいことですが、痛い場所の部分ばかりが気になり、部分チェックばかりしてしまう。

部分ばかりに気を取られていると、そこをかばうように身体を固めてしまいます。

この痛み(ピンクの象)に対する、トルコ色の水玉模様のカモノハシは、身体全体。


身体は全部つながって一つ。

身体全体を思ってみたらどうだろう。

頭が動けて身体全部がついてきて前屈する。

あれ?もも裏のハムストリングス痛くないかも?

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