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それなりに歳を重ねたおばさん

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シアーな思い出

最近のカーディガンとか長袖のTシャツなど透ける・伸びるシアー素材のものが流行っていると思う。 オーガンジーほどよそ行き感もなく そして羽織ることで少し腕なども隠せて とても気に入っている。 この素材を見ると私が14歳の頃のことを思い出す。 少し不良っぽいH子がお祭りの夜に紺の透けた素材のカーディガンを着ていた。 この子は私と同じテニス部だったのだが、美しさと悪さ、セクシーの三点セットとあまり強く言わない控えめな性格と、存在感 ちょっとの不幸な感じを持っていて、女子からは憧れ

    • 1日に一箇所、念入りに掃除をしていて

      最近、1日に一箇所念入りに掃除か整理をすることにしている。 引き出しを一段。 換気扇のフードのカバーを外して洗ったり。 家中の鏡を少しずつ綺麗にしていったり。 昨日はキッチンの灯りを綺麗にした。 随分前から気になっていたのだが、埃と油が混ざった汚れは手強い。 しかし、コロナの関係でアルコールスプレーやシートがたくさんあるので それで拭いてみたら結構するっと落ちる。 掃除しながら考えていた。 この灯りはペンダント式で昭和からある。 実は結婚した時に新居となったマンションに夫

      • 書きたいことがある

        年齢を重ねたからわかったことって結構あって 書きたいんだけれど リアルの知り合いには見られたら困る内容ではある。 どうしようかな・・・ 名前をまずは変更しよう。 アイコンも変わるかもです。

        • また会えるのかな?

          瞼を閉じて二度と開くことがない、そんな時までもうあんまり時間がなくて 振り返ってみると通ってきた道はとても長過ぎて戻る気もしないけど 道の途中で出会ったあなたにもう一度だけ会いたい時がある。 そのはにかむ笑顔は私だけのものにはならなくて そして私の笑顔も彼だけのものにはならなかった。 それは無理だった。 ほんのちょっとだけ。それは瞬間。 もう二度と会えないのかな? それともいつか会えるのかな? どうやったら会えるのかな? もう忘れた方がいいのかな? 新幹

        シアーな思い出

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        • 日記
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        • 回想
          4本

        記事

          自販機で食べ物を売っていた時代があったね

          子供の頃バス停の側にあった自動販売機が印象的だった。 カップヌードルが出始めた頃はお湯の出る自販機があった。 もちろんうどんの自販機もあった。 そして、お弁当も売られていた。 その自販機は主に近所のバス停にあったので、バスを降りた人が買っていくと想定されていたのかもしれない。しかしお弁当は大胆だと思う。 中身は赤いウインナーとか漬物、あとはおぼえていない。 一度だけ母親にせがんで買ってもらった。 特に美味しいわけではないが地元で駅弁を扱っている会社のものだから 駅弁の

          自販機で食べ物を売っていた時代があったね

          ずっと続いている個性ある店がやっぱりいい

          今年の初めに家族が病床で言った。 「陶泉の餃子が食べたいなあ。」 きっとこの言葉のあとには 「もう一回だけでいいから」ってのが心の中で続いていたのではないだろうか。 抗がん剤、 しかももう治る見込みがないことはしっかり告げられた上での 緩和のための抗がん剤の投与。 でも、こころのどこかに「ひょっとしたらそれでも効くかもしれない。退院できるのかもしれない」という気持ちは持っていたと思う。絶望オンリーではなかったと。 私たちが思っている「すごくしんどい。一日中吐き気が

          ずっと続いている個性ある店がやっぱりいい

          あのときのフレンチトースト

          フレンチトーストを食べるようになったのは最近。 五十代になろうかというころにはじめて食べて「あら、これって美味しいんだ」と思ってね。 以前は「なんとなく気持ちよくない食べ物のような気がする」ものとして フレンチトーストとオートミールのことは避けて来た。 学生の頃に大好きだったこばやし君がフレンチトーストを作っていた。 「食べる?」って聞いてくれたけど 好きじゃないので「いらない」と答えた。 そういうときに「少しだけもらおっかな」って言えばいいのに 我ながらそっけない。 すべ

          あのときのフレンチトースト

          再生力について

          睡眠負債はきっとよくないのだろう。わかっている。 しかしどうしても夜になるまでがとてもやることが多く それが終わってホッとしたら夜が楽しい。 ただ座っているだけでもなんとなく楽しい。 テレビはほとんど見ないけどネットをしたり音楽聴いたりぼんやりしたり。 あれが欲しいあんなことをやりたいと思うだけで楽しい。 仕事も楽しい。 でも、悲しいこともある。ずんと悲しいことも。 人生の先輩がこの世を去ってしまうこと。それは仕方ないのかもしれないけど こんな寂しいことはない。 また、大

          再生力について

          人は死んだらどうなるか?

          この10年ほどで身内がごっそりと減った。 年寄りはしょうがないかもしれないが、そうでもない人でもいつ死ぬかわからない。 ここには書けないほど減っていった。すごい勢いだ。 そこで気になるのが死んだらどうなるのか?ということだが 帰ってきて教えてくれる人はいない。まず肉体がないわけだから 帰れないし。 それでも不思議なことというのはある。 こんなことがあった。 家族のうちで一人、働き盛りなのに 病気でもないのにうっかり死んでしまったのがいる。 それもすぐには死ねないで、

          人は死んだらどうなるか?

          生きてるうちにに会いたい人に会えるといいね

          以前、お葬式での演奏を頼まれまた。 よくある知らない人が雇われて弾くのではなくって知り合いの人が「私が死んだらよろしく」とおっしゃっていて、娘さんからいよいよ命の期限の終わりが近づいてきたときに依頼があった。訃報を聞いてすぐに大きな葬祭場の中のホールにグランドピアノを運び込み、前日に打ち合わせに行きました。そのときの音響の方が「同じ曲でも弾きかたやテンポによっては葬送に適したようになるよ」といくつかの音源を聴かせてくださったのだけど、とても参考になった。 故人からの依頼で

          生きてるうちにに会いたい人に会えるといいね