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心配性ライターの細かすぎるロンドン生活④~英国居住者証明をいただくぞ

今日は、「英国居住証明」を英国政府から出してもらうための手続きをしておりました。

これは何かというと、イギリスにいながら日本の企業とビジネスをして収入を得た場合、日本でも源泉が引かれてイギリスでも課税されてしまうと二重課税になるので、
「この人はイギリスで課税するから日本では税金課さないであげて」といってもらうために必要な、租税条約の届け出をしてもらうために必要なもの。

これだけですでにややこしい・・・。

私はライターとして、ロンドンに住みながら日本の企業さまとのライティング業務を継続的に請け負っています。

なのでイギリスで確定申告をすることになりますが、
日本は「非居住者」扱いなので、確定申告をしたくてもできない。

つまり、源泉を引かれても取り返すことができないので、取られっぱなしになっちゃうわけです。

イギリスでの所得税の税率は20%。
日本でも10%ちょっと引かれたら、これはもう大変なことですよ。

そうならないために一部の国と国の間で「租税条約」が締結されていて、
イギリスと日本の間でも結ばれているので、手続きをすれば日本では源泉を引かれずにすむようになる。はず。

というわけで、取引先さまに租税条約の届け出をしていただけないか相談したところ「出しますよ~」と言ってくださったので(涙)、
果敢にも挑んでいるわけです。英国政府に。

出国前にもToR1の手続きをしたし、
最近はまた航空便で持っていかれた謎の関税を取り返すための書類をつくって投函したところだし、
GOV.UKのサイトにもうっすら馴染んできたところと信じて、やってみました!
申請用のサイトはここから。まずはGoverment user IDとパスワードを登録する必要があります。

(君はたくましいね、と夫に関心された)

必要なものは、パスポートと国民保険番号(NI)。
国民保険番号は、在留証明カードの裏面に表示されていました。
(NHSの番号かと思ったけれど違った)

コロナ以降、イギリスは手続きのオンライン化が急速に進んでいて、まさに今日本で進めようとしているフロントヤード改革の「行かない窓口」が実現しているんです! 便利!
引っ越ししてきてからまだ一度も役所には行ってません。全部オンライン。

英国居住証明書での本人確認は、専用のアプリをダウンロードして、
パスポートの顔写真付きページを撮影&パスポートの表紙に埋め込まれている生体認証のチップをスキャン&顔写真の撮影で完了。最先端~!

時々「ナニソレ~?」という質問もありながら、
がんばって埋めました。
一般人に、「この要請における所得は、その国の二重課税協定のどの条項に該当しますか?」なんて聞かれてもわからんがな。
(「日英租税条約」で検索すると外務省と財務省の発信がヒットしますが、外務省のページの和文PDFはリンク切れだったので、財務省のサイトで確認する必要があります)

それでなくてもこういう申請書って、言い回しが独特で意味がわかりにくいのに、英語(&その機械翻訳)で正しく理解して間違えずに回答するって本当にハードルが高い。

これでいいのかなあ、と迷いつつ、なんとか申請完了。
うまくいっていれば、2週間以内に返信がもらえるはずです。

しかし日本よりもイギリスは基礎控除額が高いので、
もしその金額を超えなければ税金を納める必要はない。

でも「何もしなくていい」のか、「これだけしか所得がなかったから免税でしょ」という申請をしなきゃいけないのか(確定申告が必要なのか)」は、まだわかってません。前者でありますように。。。

タイトルにもあるように心配性で生真面目な性格(つまりビビり)なので、
税金とか手続きとかで「やってなかったから怒られる」みたいなことは絶対に避けたい。
支払いが遅れたら怖い人が取り立てに来るんじゃないかと思うと夜も眠れない。

ということで、仮にやらなくても絶対バレないだろうけど、やらなきゃいけないなら確定申告にも挑むんだろうな・・・想像しただけで肩が凝りますが、生きていくってこういうことだよね。奮闘、奮闘。


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