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最後かも知れない家族全員旅行で、鹿児島へ

春休みに、家族で鹿児島を旅行していました。

長男が大学生になり、きっとこれから旅行は友人と、になる。
アルバイトやら部活やら留学やらで、彼の時間の優先順位における「家族」の位置は下がるんだろうなと思うし、それでいいので、最後かもしれない!と思い立ったら即プランニング。

旅行に誘うといつも「行かない、留守番してる」というJK長女も、今回はめずらしく「美味しいものが食べられる場所、例えば鹿児島なら行ってもいいかな」というので、もうこれは鹿児島に行くしかない!

飛行機と宿とレンタカーを予約して、食べる場所や観るところなどせっせとロジを詰め、予定をパンパンに詰め込んで飛びました。

私が旅先を選ぶポイントは「何を体感しながら学べるか」。
つまり歴史の舞台になったところに行きたくなります。

鹿児島は、昔仕事で天下の鶴丸高校に授業見学にお邪魔したっきり(いい高校は自転車置き場を見ればわかると言われますが、本当にそうでした)。

観光で回るのは初めてなので、ベタですがこんなコース。
(初日)鹿児島空港~知覧~「鼻」めぐり~指宿
(二日目)指宿~桜島~鹿児島市内(城山)
(三日目)仙厳園~霧島~鹿児島空港

自然豊かで、美味しいものだらけで(カロリー負債がひどいことに)、そしてなりより日本の歴史を大きく変えた英傑を何人も輩出した偉大な地。

実際にはあんまり聞けなかったなぁ
これだけの英雄がご近所さんって・・・

その一つとして、地域で子どもを教育し、鍛錬をサポートする「郷中教育」という薩摩独自の教育システムが大きく影響していたのだろうと思います。

そしてもう一つは地の利。
薩摩藩は琉球も支配下に置いており、琉球は中国との交易が許されていたために薩摩は国際情勢にアンテナを張らざるを得なかった。
だから「仙厳園」はただのお殿様のお屋敷じゃなく、発電や紡績など様々な実験場として使っていたわけですよね。
普通別荘的な場所に反射炉とかつくらないですからね。


庭園の向こうに見えるのはもちろん、桜島


江戸からだいぶ遠くてコントロールされにくかったということも、先進的なことに取り組むうえでメリットだったのかな。

そうした土地に島津斉彬という優秀なリーダーの登場がかけ合わされて、薩摩藩は時代の先を見て行動することができたし、
リーダーの意識が高いと優秀な人材も自ら動き、自ら育つ。


そして、桜島という大きな存在の影響も、相当大きいのではないかと思います。
これが暴れ出したら、人間にはどうにもならない。
自然の驚異と偉大さを日々感じながら、海と桜島に見守られながら生活するって、かなり精神性への影響がありそうだなと感じました。

指宿では竜王戦の舞台になる白水館に泊まって砂風呂に蒸されてきましたし、日本でも有数のパワースポットと言われる霧島神社にも参拝してパターゴルフも楽しみました。

鹿児島が誇る工芸品、薩摩切子の雛壇。全部で600万円超



ああほんと、次はいつ5人でお出かけできるんだろう。
これが最後の覚悟だったけど、次もまたあるといいな。

唯一のグチは、これだけの旅行を私がすべてロジったのに、ダンナに「第3駐車場と第4駐車場のどっちがいいかとか調べてないの? 普通、入り口に一番スムーズに行くためにはどこの駐車場のどの辺に停めればいいかまで調べるよね?」と言われたこと。
調べないよ、普通!!!
(ダンナはGoogleマップのストリートビューで入り口狭すぎてバックで駐車しなきゃいけないなんてことがないかまで調べるそうです)

旅の計画ひとつとっても、「普通」の定義は人それぞれ。。。

日本有数のパワースポット、霧島神宮


#わたしの旅行記

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