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実は、こっそりプロティアンなキャリアを築いていた話

先日、上司との半期の振り返り面談で「インプットに対するアウトプットをもっと意識してみたら」とアドバイスをもらった。
正直自分では全く考えていなかったので、「確かに!」となったその日から脳内は「ほれ、アウトプット! 息を吐くようにアウトプット!」と騒がしい(単純)

まずは身近なアウトプットとしてnoteをもう少し書いていくぞー。

私は20代で2回転職していて、職種も業種も企業規模もバラバラ。
社会人歴丸10年を迎え、やっと働くことをへの自信がついてきたと同時に、少しだけ「20代のうちに積み上げてきた貯金」を感じることがある。
以前も似たようなnoteを書いていたけれど、プロティアンな視点も入れつつ、もう少し一般化してみたいと思う。


過去を肯定できた、プロティアン・キャリア

プロティアン・キャリアとの出会いは、いつだろう? 
最初は、キャリコンの勉強中で、それから「日本の人事部」の連載か、NewsPicksでタナケン先生の記事を読み、「プロティアン」を読んだことだと思う。おそらく2020年。
2021年は、プロティアン・キャリア認定ファシリテーターになりました。

プロティアン・キャリアは、過去を否定したり、今との整合性を求めたりしないのが魅力の一つ。私の一見とっ散らかっている過去の職歴を、キャリア理論に基づき意味づけできたのが、大きな救いである。

このキャリア資本として、経験が蓄積されていく考え方は、今後もっと広まっていくし、救われる(自信をもてるようになる)方がたくさんいるはず。

一方で、過去を振り返らずともプロティアン・キャリアの考えを、未来に対して活用することは、少しハードルが高く見えるのも事実。
アイデンティティとアダプタビリティ、そして心理的成功は抽象度の高い表現で、なかなか理解しにくい。(噛み砕いてわかってもらえるように伝えることが、ファシリテーターのミッション!)


自分の力の入れどころを探り、想いを叶えるために実践するのがプロティアン

冒頭で

少しだけ「20代のうちに積み上げてきた貯金」を感じることがある。

と書いたのは、これはもしかすると「私は、ナチュラルプロティアンだったからかも?!」と思ったから。

もちろん20代の頃、プロティアンというワードを知らなかった。
目の前の仕事に対して、「どうしたら一人前になれるか」「役に立てるか」「力をつけられるか」「何をすべきか」と、毎日毎日考えてもがいてきた経験が今の自分を形成しているだけ。

しかし、これこそまさにプロティアン・キャリアが大事にする

・アイデンティ=自分に向き合い
・アダプタビリティ=その環境での最善を尽くし
・心理的成功=役に立ちたいという思いを叶える

を戦略的に、ひたむきに、実行してきたんだなーと気づいた。

私の場合は、まずは「知識」や「新しさ」を武器にして、弱みである「しゃべりべた」や「自信のなさ」を補完する戦術をとった。そして、20代のうちに型を見つけたり、小さな成功体験を積めたのがよかったのだと思う。それが今の貯金になっている。ちなみに30代、40代と歳を重ねても、貯金を切り崩すのではなく、どんどん投資に回していきたい。

ここに辿り着けたのは、その環境で「役に立ちたい」、もっと噛み砕くと「お金をいただくには、納得感が欲しい」という欲求があったから。
自分がどんな状態だと気持ちがいいのか、心が求めるものを理解することができれば、自ずと戦略も描けるようになると思う。

自分ごとから始まるプロティアン

環境に文句を言うのは簡単だ。他責にするのも自由。
だけど、他責にした時点で、心理的成功に目が向くことはないだろうと思う。
そして、そこにはアイデンティ、アダプタビリティのアの字もなくなる。ノンプロティアンの出来上がり。

自分がどういう状態だと幸せなのかを理解すること、そのために努力すること。これがプロティアンの実践方法だなーと思う。


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