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「車がないと暮らせない」田舎で起きた奇跡

瀬戸内市の集団がん検診を受けに、最寄りの公民館は日程が合わなかったので、ちょっと離れた分館へ行きました。バスで20分ほど。1時間に1本。乗客は私一人。

普段住んでる海辺の街と比べて、緑の濃い山の中。沖縄か?😵

検診は1時間ほどで順調に終わって、帰ろうとしたら、帰りのバスがない!だいたい1時間に1本だが、この時間帯だけ、2時間に1本、ぽっかり空白域。自転車で来ればよかった😅

待つ場所もないし、運動がてら歩くことにしました。5.6km、1時間超、まあギリ可能かな?

日差しが強く、暑い。コンビニに入ってアイスコーヒーを買い、歩きながら飲む。日傘があってよかったけど、風が強くて飛ばされそう。歩いてる人なんていないでーす😅

Googleマップで位置を確認したり、風景を写メったりしながら、「ヒッチハイクしようかな?」という思いが頭をかすめつつ、とぼとぼと歩いていると、通りかかった軽自動車のよく日焼けしたおじさん二人組に「どこ行くん?」と声をかけられました。
見ると、ご近所飲み友・りゅうちゃんではありませんか‼️\(@o@)/忘年会ではさばきたての新鮮なお刺身を、お正月にはとれたての殻付き牡蠣を、たらふくおごってくださった漁師さんです。
隣の隣の家に住んでいて、目の前の道を犬のお散歩などしていて、ほぼ毎日顔を合わせます。こんな時間に、こんな場所でお会いするなんて!

「帰るの?乗って行かれい!」と快く乗せてくださいました。渡りに船、地獄で仏とはこのことか!って、まだ歩き始めて10分くらいで疲れてもいませんでした。
「どぉ〜も見たようなお母さんじゃと思うとったら、そうじゃった」
運転してるおじさんは元お魚屋さん(今は引退)のけんちゃん。りゅうちゃんのお店をよく手伝ってるそうです。また一人、漁師さん友達が増えた❣️りゅうちゃんは定食屋さんをやっていますので、お昼はだいたい自分のお店で食べていると思うのですが、「たまには外で食おうと思て」お二人でちょっと離れた焼肉屋さんへランチへ行った帰りだったそうです。

タクシーも通らないし、呼べば3、40分は待つ。そんな中、数少ない「知り合い」が偶然通りかかる奇跡。車なら12分。タイミングもばっちり。なんかまるで「送迎」みたい😅
帰り際の挨拶は「また一杯飲(や)りましょう🍶」。もちろんですとも、神様仏様りゅうちゃん様!😭お神酒奉納させていただきますよ🍶

「車ないと暮らせないよ」と、ほぼ岡山県民全員に言われましたが、暮らせてる奇跡。バスでなんとか凌いでたけど、バスがなければ知り合いが通りかかる。
自分は運がいい方だと思い、よく人にも言われますが、今日は強運すぎてびっくりしました。りゅうちゃん、けんちゃん、牛窓の神様、ありがとうございます!🙏

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