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岡山で最初のご近所友達から岡山トリビア!

先月、第一回の岡山入りした際に、ガレージセールで出会ったY子さん。お声かけて、お夕飯をご一緒することになりました。

出会ったきっかけの「とりいくぐる」さんで食べたかったけど、開いてなかったので、ゲストハウス兼バーの「KAMP」へ。ヘルシーなカレーが看板ですが、お酒も充実しています。お酒を飲まないY子さんとご一緒にはちょうどいい。

日曜夜は空いていて、ガラス張りで外が見える特等席でのんびりすることができました。

岡山県人はカビに弱い

岡山生まれ岡山育ちの生粋の岡山人Y子さんのじもてぃ話がめっちゃ貴重。
最近この近所に引っ越してきたというY子さんに、「なんで引っ越したんですか?」と理由を聞いたら、「(元の家が)日当たりと風通しがいまいちだったから」とのこと。まあ、それは転居の理由としてありがちだと思うけど、今年梅雨が長雨だったからだという。
Y子さん曰く、「岡山は晴れの日が多いから、岡山県民はカビに慣れていない。カビなんか見たことないのに、今年は長雨のせいでカビが生えた。岡山県人にとってカビは絶叫もの」とのこと。関東では、ちょっと古い一戸建てや一階はカビとの戦い。北向きの部屋や、少し長く留守にすると、カビは当たり前。日当たりが悪ければ「カビ臭い」部屋になるのは当然。岡山と温度差を感じました。

いやー、いろんな人からいろんな岡山について教えていただきましたが、「岡山県民はカビに弱い」は一番貴重な(?)情報です。
晴れの国岡山」というキャッチコピーは、イメージ戦略のために無理やり作った概念ではなくて、ほんとなんだと納得しました。

今年は果物の当たり年

私が岡山に来てフルーツにハマった、という話をしたら、「シーズン的に今が一年で一番いい、しかも今年は最高」という。コロナのせいで、東京など都会に出荷するはずの贈答用や高級店向けの果物が地元の市場に流れてきているという。だから、例年より果物のクオリティが高いんだという。ビギナーズラックで、今まで果物を食べていなかった私に、果物の洗礼を受けさせる流れが来てたんだね。そりゃハマるわけですね。

日生(ひなせ)の牡蠣はおすすめ

「日生(ひなせ)って知ってる?」と聞かれて、いちおう地名として聞いたことはある、と答えたら、牡蠣がおすすめだという。岡山駅から電車で1時間ほどの海辺の街です。牡蠣といえば広島が有名だけど、岡山も同じ瀬戸内、日生は牡蠣の名産地。市場に出せない小粒の牡蠣が、地元で食べられるという。お店的には大粒の方が高く売れるけど、実は小さい方が旨味がギュッと凝縮されて美味しいんだという。
広島といえばお好み焼き、牡蠣とお好み焼き、二大名産をドッキングさせた「カキオコ」が有名。広島だけでなく、日生も有名なんだという。話を聞いて、断然食べに行きたくなった♪
冷凍物の牡蠣は一年中出回っているけど、11月の生牡蠣の解禁を待って行きたいな、と思いました。

ままかりは鱗が硬い

広島などとかぶっていない、岡山ならではの特産の一つが「ままかり」。酢漬けや佃煮が基本の小魚。寿司か酒のつまみですね。こはだ的な存在。
「一般家庭では食べない」というのは、地方の特産物あるあるだけど、スーパーで生のままかりも見かけました。Y子さん曰く、「ままかりは鱗が硬い。ちゃんと調理しないと美味しくない。調理が面倒くさいので、あまりやらない」とのこと。
廃れてしまう食材は、調理が面倒ということはよくありますね。小骨の多い丸の魚は敬遠されて、切り身がメジャーなのも、そういう時代の流れです。その中で、「ままかり」が全国区になっていないのは、「地元民も敬遠する面倒くささ」なんだと合点しました。

主婦たちは争っていかなごの釘煮を作る

「いかなご」と言えば釘煮が有名ですが、買うものだとばかり思っていたら、岡山の主婦たちは家庭で作るそうです。
しらすのように足が速い(傷みやすい)ので、売り出したら午前中に買わないともうダメだそうで。季節ものなので、いつ、どこの店に入荷するか分からないので、主婦たちはアンテナを張って、どこそこのスーパーに入荷した!と分かると我先にとゲットして釘煮を作るとか。シーズンが短い、1週間そこらなので、しかも毎年いつになるか分からないので(桜の見頃を思わせますね)、待ち構えていて、その短い時期に争うようにして買い求めて作るとか。

「私は作ったことないけどね。昔の話よ。今はどうだか知らない。」と独身のY子さんは言いますが、今は廃れた風習でも、その土地ならでは、その季節ならでは、という話を聞くだけでも楽しいですね。「いかなご」も「釘煮」も知らない関東人、現代人もいっぱいいるだろうなー。ましてや作ったことある人なんて身の回りには皆無!(売ってないんだから)

「バタ焼きも美味しいのよ。季節になると父が小さいパックを買ってきて、バターで焼いて食べるのが恒例だった。」という思い出話も。生のいかなごが売ってるなんて見たことないし、釘煮以外の食べ方なんて知らない。それが家庭の風物詩だったという話、いいなあ〜♪

本当に近いので、家の近くまで一緒に歩いて、曲がり角でさよならしました。初めてできた「地元友達」です♡
素敵なお店で女子飲みできて、岡山県トリビアがいろいろ聞けて、最高に楽しかった\(^o^)/


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