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1000年後の私紋、遺跡発掘を目指して

2021年、ハンコのデザインコンペに落選した案を2022年6月からワークショップ形式として試験的に実施。同年10月にオープン。

これまで試験的運営で協力してくれた友人や家族、そして正式オープンしてからご参加いただいたお客様を合わせて、100私紋に達しました!

海のものとも、山のものともつかない謎な私紋にご関心を寄せていただいた皆様へ、心より感謝を申し上げます!!

私紋スクエアを始める前は
これをやってどうなるか分からない

分からないけれど、悩むのは無駄だろう

なぜなら、ハンコ文化と家紋文化を融合したのが『私紋』、と自分たちで勝手に作ってしまったのだから

なのでやってみるより、他に答えは出ない

この流れではじめてしまいました。

未来のことなんて誰も分からないものです。

私紋スクエアではワークショップを始める前の10分間、印章の起源、歴史について学びます。

そして「私紋が1000年後に遺跡として発掘された時、未来人はあなたの私紋を見て何を感じるでしょうか?」という問いかけから、ワークショップがスタートします。

私は考古学者でもなんでもない、ただのグラフィックデザイナーですが、おそらく遺跡って偉い人が「遺跡を作るぞ!」と号令をかけて作られるものではないと思うんです。(古墳やピラミッドなどの巨大建造物は違いますけどね)

私たちのように「こんなのあったらいいよね」「嬉しいよね」「オシャレだよね」「勇気づけられるよね」、この感覚が伝播してここでいう私紋というカタチが広く人々の間で受け入れられ、所持するようになり、さらに時間が経過することで文化として定着し、そのカタチが何世紀にも渡って残された時、遺跡となるのではないかと想像します。

そして今、1000年後の遺跡を目指した、最初の100人分の私紋ができました!

ぶっ飛んだ話で、正気の沙汰ではないと思う方もいらっしゃるとは思いますが、1000年後の未来を想像して物語を紡ぎ出すことのできる生物が、私たち人間なのではないでしょうか。

それでは、101人目の私紋人(縄文人のように、私紋作りが盛んだった頃の時代に生きた人を私紋人と呼ばれることを想像)をお待ちしておりまーす!


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