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心地がいい裏切り【増田啓介選手】

色々と訳あって止まっていたnoteですが、久しぶりに返ってきました!

私が更新しなかった期間でメディア「BTalks」の動画がアップされていたのでレビューを再開します!2021-22シーズン開幕まであとちょっとということで、カウントダウン方式で1日1レビューしていこうと思います!自分にプレッシャーをかけていきます(笑)いよいよ始まる6年目のBリーグも盛り上がりますように!

さてさて私が参加してるオンラインサロン「BTalks」の話を少し。私がここでレビューしてるのは、編集されてYoutubeにアップされている動画(無料公開)と、インタビューのノーカット版(オンラインサロン有料Btalksプラン)のどちらも見てのレビューとなります。

もし私のレビューを見てくださって「ノーカットで全編インタビューが見たいよ!」って方がいらっしゃったら、ぜひこちらご参考に。そもそもオンラインサロンってなに?って感じの方もいらっしゃると思うのでそういう場合はコメントいただければご説明いたしますー!ちなみにこのオンラインサロンは私が運営してるわけでも、私にお金が入ってくるわけでもございません(笑)ただ、バスケの競技の面白さや、バスケ選手のかっこよさが国内に伝わって、もっと盛り上がればいいなぁという気持ちだけでゴザイマス。

【BTALKS】EP10|増田 啓介「限界なき成長の余白」

こちらが無料公開されている取材動画です!

さてシーズン開幕カウントダウン第一弾は川崎ブレイブサンダースの増田啓介選手。増田選手のインタビュー記事などはこれまで読んだことがなかったので、パーソナルな部分は全く知りませんでした。パッと頭に思いつくのは「筑波大のエース」「2019年インカレ優勝」。インタビュー動画を見る前に、インカレ決勝を見直しました!何度見ても熱い!(やっぱり学バス楽しいね)

この時のことは私の中で印象にすごい残っていて。筑波大としては2016年で優勝した時以来久しぶりのインカレ優勝なのですが、2016年当時増田選手は1年生で早くも6thマンとして優勝に貢献、この年の筑波大は最強(最恐?笑)と呼ばれていたのです。チームを率いていた4年生の生原選手(現・横浜ビー・コルセアーズ)のキャプテンシーが注目されたり、脅威の運動能力が目立った満田選手(現・京都ハンナリーズ)や、この大会を最後に部活を辞めてアルバルク東京へ入団する馬場選手が抜けた穴は外野から見ても大きくて、増田選手の2〜3年生の頃は他校のステップアップもあり、なかなか勝ちきることができなかったと記憶してます。それを経て4年生のインカレで見事優勝へ導いた立役者がエースの増田選手ということで、この決勝にはグッとくるものがあるわけです。※現・琉球ゴールデンキングスの牧選手とは高校時代からのコンビなのでこの二人がマッチアップすると学バスファンはウキウキしちゃうのはまた別の時に話したい。

さていざインタビュー動画を見てみると、U 24代表にも入ってインカレ優勝、ルーキーイヤーを川崎で過ごして自信つけた話が出てくるんだろうなと思っていたのですが…。

\一切なし/

自分には日本代表はまだ遠い存在なんで

なぜ…。すごい謙虚というか腰が低いというか自分の凄さみたいなものは特別感じてない飄々としたこの感じ。若いのに自分を俯瞰して理解する力が養ってるのか。もしかしてこれがイマドキのアスリートなの?それとも増田選手だからなの。。インタビュー最初からチョットした違和感から始まる。


大学時代からの強みは「ステップ」

増田選手が高く評価されているスキルのひとつで「ステップ」がある。大学までは4番ポジションで多くプレーしてきたこともあって、ポストからの1on1からステップインは彼の得意なプレーだし、最近ではドライブからの1on1も増えている。

そしてたぶん手足が長い(気がするだけ?長くないですか?)。194cmで器用にドリブルをついて長い手足でステップされちゃったら止めづらい。しかも最近は利き手じゃない左手でも遜色なくフィニッシュに行ってるのをみて私は頭を抱えております。

ステップは得意分野だから出していきたい

謙虚ながらも唯一ステップの話をしてる時は自分のストロングポイントであることを理解して自信ある話し方で少し安心しました。学生時代からいわゆるゼロステップを習得、さらには自分でアレンジを加えるほどのセンスを、今シーズンでさらに磨きをかけていくことになりそう。しかも体重重くしたいらしいので他チームの皆さん、DFがんばろう。。

(ところで海外のgather stepと、日本のいわゆるゼロステップって一緒なのか違うのか。そしてゼロステップってこのまま言い続けていくのかもぜひ川崎の島田VCさんに解説お願いしたいデス)

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遠い目標設定はなし。とにかく試合に出ることが目標。

チームの目標は優勝に置きながらも、個人の目標にスタッツは絡まない。「2年目はいいところを伸ばして課題を縮める」というだけ。近い目標はとにかく試合に出ること。

若手だったらスタッツにこだわったりしそうなところだが、増田選手は競走激しいチームの中で少しでも試合に出ることが、自分のステップアップに繋がると捉えていた。

動画を見る前は性格的なことの理解がなかったので、動画を見終わった後に増田選手の独特の魅力に惹き込まれていってることに気づく。

そして一番インパクトがあったのはこの言葉だ。

特別指定選手で呼ばれるまでBリーグ見たことなかった

!!!!

大学1年生の頃にBリーグが開幕してて、会場で見たことないというだけならともかく、映像でも見たことがなかったとは…。この正直なコメントにさらに増田選手への興味が湧かないわけない。

真っ直ぐにバスケがやることが好きなのにBリーグを見たことがなかったり、U 24代表に選ばれててもプロへのイメージはなかったり、課題はあるけど内緒とか。

増田啓介という若手アスリートはこれまでの私のエース像からいい意味で大きく裏切ってくれた。しかも嘘偽りがなくまっすぐで心地がいい。話を聞けば聞くほどもっと知りたくなる選手。

次回のとどろきアリーナでは、磨きをかかったステップを武器にバスケを楽しんでる増田選手に注目したい。

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写真提供:BTalks

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