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いまこそ遠藤祐亮選手についてアツく語りたい vol.1

三度の飯とバスケ大好きERIです。
今回は宇都宮ブレックス・遠藤祐亮選手についてnoteします。
というのも、参加してるオンラインサロンのメディア「BTalks」で遠藤選手のインタビュー動画が公開されたので、限定公開されているインタビューノーカット版も含めて感想を綴りたいと思います。

ファンとしての想いをさらけ出しているので、超贔屓目、暑苦しいことこの上なしの私得な題材。最後まで見てくれると嬉しいです!

【BTALKS #04】遠藤祐亮選手「信じ続ける力」

リーグトップのディフェンス力

遠藤選手の武器はディフェンスだということは周知の事実。前回のnoteでは川崎の長谷川技選手の動画レビューをしてますが、同じディフェンダーとして長谷川選手と遠藤選手では違う強みを持っていると素人ながら思います。

長谷川選手は攻め手が嫌だなと思うスペースを埋めたり、うまいハンドワークで味方を助ける動きをするまさに黒子のディフェンス。
それに比べて遠藤選手はフィジカルの強さを生かした1on1の守備力、特にドリブラーへのディフェンスが強みだと思います。

またダブルチームへ行くときのハーキーステップでの寄りや(足をバタバタ小刻みに動かして間合いを詰める。ギブス選手と一緒にこられるととても脅威!)、相手のインサイドの外国籍選手にも引かずに簡単にはやらせないという気持ちでぶつかっていける強気なディフェンススタイルも魅力的だと思っています。

▼死角から飛び込む思い切りのいいスティール!(Twitterにリンクすると動画みれます)

インタビューでディフェンスのときになにを考えているか質問するシーンでとても納得いく話がありました。

自分のマークマンがボールを持っているときには得意なほうにやらせないとか。絶対にやられないという気持ちを相手にも伝わるくらいオーラを出すとか(笑)
あとはマークマンがボールを持っていないときはより仲間を助けられるように意識してます。

オーラか…たしかに。
私はよくコートサイドで試合観戦をしているのですが、実は私の席の近くで遠藤選手がボールマンディフェンスをしていると無意識に呼吸を忘れて息が止まってることがあります。
プレーが流れていくとゼェゼェと呼吸を再開するのですが、これはディフェンスの気迫を勝手に感じてしまっているんだと理解しました(ファンの方でこれを共感してくれる人がいたら嬉しい)。

また今シーズンはコロナ禍で観客の応援ができない分、選手の声が通常のシーズンよりたくさん聞こえます。
ブレックスで試合で声を出していると言えば、ライアン・ロシター選手や渡邊裕規選手を思い浮かぶ方も多いと思いますが、ディフェンスの場面では遠藤選手の人一倍大きな「HELP!HELP!(ヘルプいるよ!)」というボールマンディフェンスをしている味方へかける声が響き渡っています。

仲間を少しでも助けたいという気持ちと、その声の大きさからブレックスのディフェンスの要は自分なんだという責任感を感じます。
まだ遠藤選手の「HELP!」の声を聞いたことない方、今シーズンしか聞くことができないかもしれないのでぜひアリーナに足を運んでほしいです。

HCから見る遠藤選手の魅力

"遠藤選手を見出したのは安齋HCだ"ということはブレックスファンであれば知っている人は多い。トップチームにコールアップされたとき当時現役選手だった安齋HCに遠藤選手の最初の印象を聞くと「チャラチャラしてるな(笑)」と話しています。

選手の印象を聞かれてプレー以外を答えるのも安齋HCらしさを感じるのと同時に、選手として一緒に戦ったことがあるからこその精神的距離の近さを感じました。でも一番覚えていることは遠藤選手にとっての転機となった台湾遠征とのこと。

相手にガードの外国籍の選手がいて、そのときブレックスには代表メンバーもいなかったためマッチアップできる選手がいなかった。そこで当時のHCのトムに遠藤をつけてみてという話をしました。そのときのディフェンスがかなり良くて本人もチャンスを掴んだ感じで。遠藤の中のディフェンスの部分が芽生えた感じでした。それはいまでも覚えてます。

いわゆるバスケエリートではない遠藤選手にAC時代から多くの言葉をかけてきた安齋HC。常にこのリーグで、このチームで、どうやったら自分の特徴を生かしていけるのかを考えさせ続けてきたといいます。

たしかにコールアップした年には同じポジションには絶対的エースの川村卓也選手(現・シーホース三河)がいて、翌年からはチームの得点源、古川孝敏選手(現・秋田ノーザンハピネッツ)がいました。
このチームで遠藤選手の活路を見出すための武器となるものがディフェンスになったのも必然だったかもしれないけど、安齋HCはそれを考えて努力し続けることを評価していた。

遠藤がいままでやってきた積み重ねが本当に大事なんです。センスとか生まれ持った部分もたくさんあると思うが、結局はどう努力してきたかだったり、どういう練習をずっと続けてきているかということが力になると思う。
遠藤はずっとやってきているのでいまの地位がある。

安齋竜三HCの存在

お互いの深い言葉もちろん印象的ですが、遠藤選手と安齋HCへは別々にインタビューしてるのにも関わらず、ふたりとも同じエピソードを語っているところにも強い信頼関係を感じられます。

――うちを勝たせる選手のひとり、遠藤で負けるなら別にいい。

安齋HCにそう言わしめるほどの信頼を経るまで、遠藤選手はどれだけの努力をしてきたんだろう。過去は他の人がシュートを打ったほうがいいというメンタルだった遠藤選手も、この言葉が嬉しかったし楽になったので心に残っていると話しています。その言葉の効果もあってかいまではディフェンスだけでなく3Pでチームの勝利に導く、リーグを代表する3&Dプレーヤーまで躍進しています。

遠藤選手にとって安齋HCの存在とは。

自分が成長していくうえで欠かせない存在。
日本のバスケットボールリーグの中で自分がいまの位置があるのも竜三さんがいたからこそ。

こうして改めて遠藤選手や安齋HC本人からお互いについての言葉を聞けることはファンとしてとても嬉しい。そして応援してきてよかったと思う瞬間でした。
この信頼関係こそが選手だけではなく、チームさらにはクラブ全体を応援したくなる宇都宮ブレックスの魅力だと思います。

▼関係性の賜物?遠藤選手が書いた安齋HC似顔絵Tシャツ

vol.2につづきます

ノーカット版には編集しきれなかった話の数々がありますのでよかったらBtalksプランに入ってみてくださいね!

写真提供:BTalks

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